photo credit: -MRGT via photo pin cc
こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。
私は今年2月まで全く光のないダメダメな人生を歩んでいました。
本当に今は思い出したくない。思い出そうとするだけで吐き気がしてくる様な生き方です。
私はその頃もう絵に描いた様なダメ人間でした。
仕事からプライベートまで全てにおいて何もやる気が起きず、休みはパチンコでお金を減らして彼女とロクなデートもできなかったりと。
本当に破綻していました。
古くからの友人と会っても何も面白みがなく、いつも同じ話をするばかりです。
「あぁー本当に何の為に生きてるんだろう」
本当にそんな風に思う毎日でした。たまに人間が生きる意味なんか調べたり、哲学的な本を読んでもそんな答えは何も見つけられやしませんでした。
しかし、私の人生は今年の3月に大きく転機を迎えます。
その転機を与えてくれたのは私の親友の1人でした。
親友との出会いから
photo credit: ChicagoGeek via photo pin cc
その親友の名前をここでは仮に”Redford(レッドフォード)”としましょう。
イカしたムービースターから名前を頂戴する事にしました。
彼との出会いは小学校3年の時。その頃は教室で話す程度の仲です。
彼と本格的に遊ぶ様になったのは小学校を卒業して中学校に入る前。一緒の塾で同じクラスになった時でした。
そこから私とRedfordの2人は徐々に仲良くなっていきます。中学3年で同じクラスになった時には2人は完璧な親友でした。
Redfordとは性格は真逆と言っていいにも関わらず、ユーモアのセンスなど多くは非常に共感するべき所があったのだなと今では思います。
中学校を卒業して高校に入る前。毎日Redfordや他の仲間達と、皆の家に泊まり込んでワイワイと遊んでいた日々。あの頃ものすごく楽しかったし充実していた。あんなに朝が来なければいいのにと思った時期は私の人生でそれからありません。
それからもRedfordとは人生を一緒に歩んできました。
高校は違えど毎週の様に遊び、同じ専門学校に入学し、同じ洋食屋でアルバイトをして、そして同じ会社に入学しました。
しかし。あの中学校の頃の楽しさは少しずつ色褪せていき、もはや前の色がわからなくなっている状態でした。
少しずつ疎遠になるRedford
会社に就職してからRedfordとは少しずつ疎遠になっていきます。
恐らく2人でいても私達はそんなに楽しくなかったんです。
いや・・・違うな。
Redfordといる事は楽しいんです。親友ですし。
でもあの昔の頃の楽しさとやはり比べてしまうんです。
そうしてRedfordとは1か月に1回、2か月に1回とどんどん会う機会が少なくなっていきます。
あの頃はお互いにどこも尊敬していなかったし、むしろお互いにイラついていた様に感じます。
昔の様に楽しくないのはお前のせいだ!!って心のどこかでは思っていたのかもしれません。
私に起きた人生の転機
photo credit: RobinnGeorge via photo pin cc
今でも昨日の事の様に思い出します。
例によって休日に私はやる事なく暇で、自分自身あまり乗り気でもないにも関わらずRedfordを飲みに誘いました。
まぁまた同じ話になるのかな。あまり乗り気じゃないな。自分で誘っておいてこんな調子です。どうしようもない男です。この頃の私は。
そんな気持ちの為、自分で誘っておきながら集合場所に遅刻をしました。特に悪いという気すらしませんでした。どっちかが遅れるなんていつもの事じゃないか。そんな風に思ったんです。
2人で焼き肉屋に入って他愛のない話をポツポツとします。いつもの話です。
空気はずっと止まったまま動くことはありません。
奇しくも2人は同じ会社に勤めています。
少しずつRedfordが今の仕事に関する話を語り始めました。
始まって1時間程経過したタイミングでRedfordがふとこんな風に尋ねます。
「お前はどうなんだ?本当にこのまま今の会社で後35年間生きてくつもりかい?」
・・・ん?
この質問で私の心の中にあった思いが、一気に込み上げてきました。
今の仕事が自分のやりたい事でなく転職を考えた事。でも転職をしても今の業界じゃ同じじゃないか。と自問自答した事。
そしてどうにかしよう。どうにかしよう。と考えても何もできなかった事。
私は自然にこう答えていました。
「このまま生きていくのなら、死んだ方がマシだ」
今まで私はRedfordに弱みを見せた事があったでしょうか。今思い返してみてもあまり記憶にありません。
でもこの時は自然とこう口から出てしまったんです。
そこからです。空気は一瞬にして激しく動き出しました。
そこからはまるで世界が変わったかの様に2人は昔の頃の様に、あの毎日の様に、Redfordの家に行って語り明かした夜の様に2人は語り合いました。
あの夜の興奮は忘れる事ができません。石化した友情を取戻した記念すべき日でした。
それから
photo credit: cindy47452 via photo pin cc
今私とRedfordは尊敬しあう完璧な親友関係です。
今私には大きな夢があります。Redfordとめちゃくちゃ楽しくておっきい事をやってやろう!!って夢です。
私には”できる”って確信があります。それは全く根拠のない確信ですが。
昔からの最高の親友とだったら何でもできるんじゃないか。そう今では思っています。
その為にも私は彼に置いて行かれない様に必死になって、成長してやろうって思ってます。
そう。今後は彼のピンチには私が救ってやれる様に。
No commented yet.