ブログは農業のようなもの 【書評】「武器としての書く技術」byイケダハヤト

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photo credit: Ian Sane via photopin cc

プロブロガー

という職業をご存知?

プロのブロガーなので、想像する通り「ブログを書く」という作業を毎日行なって生きている、ご飯を食べている職業です。

何冊かプロブロガーの方が本を出版されていますし、google検索を行えば2013年6月21日現在4,160,000件もの情報が出てきます。

しかし、本当にブログだけを書いて生きている人は、数いるブロガーの中でも1%に満たない厳しい道です。

そのプロブロガーの1人でもあるイケダハヤト氏。86年の5月生まれという事でなんと私の1つ下の世代!!その年でプロブロガーとして人生に風穴を開けて切り開いていった方です。

今回はイケダさんの新刊「武器としての書く技術」を読みました。

今のネットが当たり前となった世の中、読者は無数の情報の中から自分の読みたい物だけを読む環境にいます。無論私も。

その中からどれだけたまたま見た人に興味を持ってもらえるのか、印象に残すのかを中心に。又、プロブロガーとしてブログをどうやってマネタイズしていくかといった話の2本立ての本でした。

実際に1年と1ヶ月程ブログを運営している私には超絶に面白い本でした。1つ1つのテクニックをここに垂れ流してもあなたは辟易してしまうでしょうし、それは本を読めばいいこと。

今回は私が読んでいて一番面白いと感じた「ブログは農業のようなもの」という例えに特化して、ご紹介します。

「ブログは農業のようなもの」

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photo credit: jacki-dee via photopin cc

イケダ氏はブログ自体を「畑」「農業」に例えます。

私にはこの例えが凄くしっくりきました。それは実際にブログというものを運営してきて感じた点です。いや農家の経験はないのですが、そこは想像でカバーするのですよ。

以下3つの例えをご紹介します。

「1.どんな野菜を育てるのか、何を武器にするのか」
「2.1日じゃ野菜は育たない」
「3.ブロガーに出来る事は畑を耕し、畑を広くしていく事」

「1.どんな野菜を育てるのか、何を武器にするのか」

まずは自分の畑(ブログ)でどんな野菜(テーマ)を育てていくか。という事を考える必要があります。

イケダ氏は「自分の最も情熱がある事」をテーマにする。と書いてあります。そしてそのテーマはニッチであればある程良いと。

私の後輩で家が農家を営んでいる家があります。大分前からその農家ではウコンを栽培していました。多分その時ウコンはすごくニッチな作物だったはずです。

しかし、ある時期に二日酔いに聞くというウコン自体が注目を浴びた時期があります。その時すごく一気に売れたという様な話を聞いた事があります。こんなイメージでしょう。

自分の好きな事は1つではないはずです。その好きな事、情熱を捧げられる事は「あれ、コレ書いても引かれないかなぁ」なんて考えていたら、それはすごくもったいない事です。

自分のニッチな情熱を捧げられる野菜(テーマ)を育てていきましょう!!単に美味しい野菜という手もありますが、そういった物は文章力に長けたプロの作家に任せておきましょう。まずは自分の色を出していくテーマを決めていく事です。

大丈夫。私なんて親に雑草食べてる動画見られても、ちょっと恥ずかしかったくらいです。

「2.1日じゃ野菜は育たない」

コチラはマネタイズの話に絡みます。

巷にはよく「XXブログで月100万円稼ぐ!!」とか見るからに胡散臭い情報が溢れています。

しかし、畑でもそうですが、1日や1月で立派な野菜など育ちません。

もちろんネット上ですごいスピードで拡散されていったり(バズる)、著名人に紹介してもらう(インフルエンサー)など、農業でいえば肥料や、農業者を使うといった様なテクニックはあるかもしれませんが、畑を耕して一晩寝たら、「あら不思議畑が野菜に満ち満ちているわ!!」なんて事はありません。

コツコツと1日ずつ耕して水を与えていく事が大切です。

「3.ブロガーに出来る事は畑を耕し、畑を広くしていく事」

上記の話に絡みますが、ブロガーに出来る事は

畑を耕し(自分の得意テーマをどんどん書き)
畑を広げて(新しいテーマ、ネタのアンテナを広げ)
毎日毎日タネを蒔いていく(ブログ投稿!!ブログ投稿!!)

少しずつ自分の畑であるブログを育てあげていくしか道はありません。

最初は観葉植物レベルの規模しかないブログが、家庭菜園レベル、農家の畑規模のブログにレベルを上げていくにはコツコツ書き続けていくしかありません。

もちろん色んなテクニックはありますがね。

プロブロガーになりたい人には超おすすめな本

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photo credit: kuribo via photopin cc

最後になりますが、この「武器としての書く技術」の簡単な感想を。「プロブロガー」を目指してみたい人には絶対おすすめな本です。

ネット、ブログに特化した読まれる為の文章術、さらに読まれやすくする文章術、書き続ける継続のヒント、マネタイズのやり方、ブログの効能などなどブログに関するあらゆる情報がびっしり書かれています。

もちろんブログだけで生きていくのはすごく厳しい。

私も1年1ヶ月ブログを書いていますが、到底厳しいわコレと思っています。しかし、少しでもブログでお金を稼いてみよう、とか、自分のホームを作ってみよう、とか、自分を世の中にアピールしてみよう、っとか考えているのならぜひ手にとってみてください。

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