クリント・イーストウッドの映画って実は食わず嫌い的な所があって、上映しても見に行く事はあまりありませんでした。
今回見に行ったアメリカンスナイパーも元々知った時はイーストウッドの作品である事を知らないで、予告を横目で見ていて「なんだか凄く興味ある」という印象がずっと頭の中にあった作品でした。
そしてアカデミー賞の話題に触れた時にこのアメリカンスナイパーがかなり話題になっている事、そしてイーストウッドが監督している事を知ったのです。
しかし、食わず嫌いしている私でも今回のアメリカンスナイパーは「なんだか見たくなる」そんな予告だったし、そんな内容だったのです。
クリス・カイルは実在した人物
どこまでは本当なのか。どれくらい脚色した部分があるのかは分かりませんが、主人公であるクリス・カイルは実在の人物です。
アメリカで伝説となったスナイパー(狙撃手)である彼を主人公とした話が、このアメリカンスナイパー。国を思い、仲間を想い、そして家族を想う勇ましくも優しいカイルが、戦争でスナイパーである彼の仕事をどんどんこなしていき、仲間からは「伝説」と呼ばれる。しかし徐々に戦争に体も心も蝕まれていく。そして祖国アメリカに帰国しても戦場の事が心に残り、生活に馴染めない。
そんな彼の一生を描いたのが今作アメリカンスナイパーとなります。
見終わった後クリス・カイルを知る程に感動が後から来る。なんかそんな感じ。
終始あまりハッピーとは言えない今作ですが、見終わってから色々と考えさせられるし(別に戦争とか、政治の事とかは全く考えないけれども)、映画館から歩いて家に帰るまで、見終わった余韻を長く浸って考えたくなるようなそんな作品だったのです。
ここから少しネタバレになるので、まだ見てねーよ!ネタバレやめろ!!
って人はここから見ない方が良いのですが、
見終わってからクリス・カイルの事をWikipediaで調べてみると、1974年生まれ、私よりも11つ上で2013年に死去。満38歳まで国の為に仲間の為に家族の為に、そして帰国してからも戦場で同じように体や心に傷を追った仲間を助けると、生き抜いた彼は凄いなぁと感動したのです。
伝説の人物、歴史上の人物は生でその姿を見た事もなければ、その人物が起こした行動も見たわけではありません。しかしながらこのアメリカンスナイパーは911も含めて自分が実際に見た事件も元になり、何より同じ時代を行きた人物が主人公であって、そんな事を考えながらこの映画の余韻に浸っていると、あまりハッピーでないこの映画の内容でも、自分ももっと生ききらなきゃいけないんだなぁとずっしりとボディブローを食らったようなそんな感動を覚えたのでした。
ガガーっと感想を書いたので分かりにくい部分あるかもしれませんが、良い映画だったので是非映画館で見てみては如何!?
主人公を演じたブラッドリー・クーパーは、実在のクリス・カイルに似ていて凄いカッコイイしね。
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