Search Console 検索アナリティクスで平均掲載順位が下がり他の数字が上がるのは良い状態

Search Console(旧ウェブマスターツール)はサイトを運営している人間にとって、良い情報を与えてくれてGoogleとの特定のやり取りが可能な便利ツールです。

今までWebディレクターとして様々なサイトを見てきました。現在サイトコンサルでも様々なサイトを見ています。そして自分でも複数のサイトを作っているので、その度にSearch Consoleは毎回利用していますし、運営しているサイトは1日1回や2日に1回とSearch Consoleを視聴します。

Search Consoleに検索アナリティクスという機能があります。これはGoogleからの検索された際の各クエリ(キーワード)の「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」を教えてくれます。

各情報を簡単に説明しておくと「表示回数」はGoogle検索にて各クエリで検索され実際に表示された回数を指します。その表示された結果からどれだけクリックされたのかを示すのが「クリック数」。CTRとはクリックスルーレートの略称で、表示された回数中クリックされたパーセンテージです。そして「掲載順位」は様々なクエリから検索にて表示された順位の平均掲載順位となります。

検索アナリティクスで平均掲載順位が下がり、他の数字が上がっている状態

Search Consoleを毎日確認していると、検索アナリティクスで平均掲載順位が下がり、クリック数、表示回数、掲載順位が上がっている状態を時たま確認します。以下は私が運営している1つのサイトのある時のデータです。

なお検索アナリティクスをSearch Console上で確認する方法は、検索トラフィックのメニューから「検索アナリティクス」を選択します。

緑色が平均掲載順位、そして青色が合計クリック率、赤色が合計表示回数、黄色が平均CTRとなります。矢印の箇所から平均掲載順位が下がり、他の数字が上がっている状態に切り替わります。

もしかしたら過去自分の運営するサイトで、このようなグラフを見て不思議に感じた方もいるかもしれません。

基本的には「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」の数字は全て高い数字である状態が良いことであるはずです。表示回数は10回より100回の方がもちろん良いですし、CTRは2%よりも20%の方が絶対良いでしょう。では何故検索アナリティクスで平均掲載順位が下がり他の数字が上がっているのは何故良い状態なのでしょうか。

検索アナリティクスで平均掲載順位が下がり他の数字が上がっているのは何故良い状態なのか

では何故検索アナリティクス上で、平均掲載順位が下がり他の数字が上がっているのは何故良い状態なのか。それは簡単です。それは

検索に表示されるクエリが増えた

のです。今まで検索圏外だったクエリが検索に表示されるようになった場合、いきなり1ページ目に出てくるようなことはもちろんありません。最初は2ページ目や3ページ目、もしくは4ページ目に表示されるでしょう。その為掲載順位としては11位~40位とかになるかもしれません。

そのようなクエリが増えるともちろん平均の掲載順位は総合的に下がります。しかし検索ランキングに表示されるクエリ自体は増えているので「クリック数」「表示回数」「CTR」といった値は増えるのです。

その為、検索アナリティクスで平均掲載順位が下がり、クリック数、表示回数、CTRが上がっている状態を確認したら素直に喜んでしまって問題ありません。

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