最近何かを作り上げる。気合を入れて1つのモノ作りに没頭する。
という事がテーマの作品を好んで読んでいます。
ノンフィクションの読み物は結構読みましたが、Googleを創りあげていく「グーグル ネット覇者の真実」や、ジェフ・ベゾスがAmazonを創りあげていく「ワンクリック」や、OSの歴史を一変させたWindowsNTが開発される様子を、リーダーであるデビット・カトラーを中心に描く「闘うプログラマー」辺りは2013年に読んだ中で面白かった事を記憶しています。
そしてちょうど12月からプログラムを勉強し、コードを書いており、なんかまた1つのものを作り上げるような話を欲しておりました。ぐわんとやる気が上がるようなものをです。
そんな状態で本屋に立ち寄った時に紹介されていた漫画が「東京トイボックス」。
ふむ、何やらゲームを作る漫画らしいのですが、興味を持ってKindleにあんじゃね?と調べてみたらやっぱりあって、その続きである「大東京トイボックス」や、読み切り的な「大東京トイボックスSP」や「東京トイボックス 0」も、めがっさ面白かったのでブログで紹介せずにはいられないのですこれが。
「大東京トイボックス」が面白かった4つのポイント
1.モノ作りの魂とやる気を与えてくれる
物語はゲーム作りに情熱と魂を燃やす主人公天川太陽を中心に進みます。
太陽は納品直前に仕様を変更したり、社長でありながらお客さんなど上からの指示に反対したりと明らかにゲーム作りの人間としてはNGの行動をとりまくります。
現実に近くにいたら絶対うぜぇぇと思うような人間ですが、その太陽の「面白いゲームを作りたい」「俺はゲーム屋だ」という生き方は、何か1つのモノ作りに没頭したいという魂とやる気をものすごい与えてくれるのです。
何かモノ作りや趣味でも何でも、やる気や没頭する事が嫌になった人は是非一度読んでもらいたいのです。
2.最近には珍しい年齢30歳前後キャラ中心
最近は基本中学生か高校生キャラが中心の作品が多いものです。(ん?私がそーゆー作品ばかり見てるからか?」
しかしこの「大東京トイボックス」に出てくるキャラクターは基本30歳を超えたキャラクターばかり。
主人公の天川太陽も34歳。ヒロイン役の百田モモが24歳。太陽の彼女月山星乃29歳。脇を固めるゲーム屋達は40代も多いこの作品。
しかし安直な萌えぇぇぇな展開に走る事なく、大人の喧嘩や、モノ作りの情熱の戦いなど。リアリティ溢れるスピーティーな物語の進行がマジで面白いのです。
萌えに疲れたそこの方!「大東京トイボックス」がありまっせ!
3.10巻とこれまたちょうど良い巻数
序章に当たる「東京トイボックス」が全2巻。
そしてこの「大東京トイボックス」が全10巻。
無駄に伸ばす事なく1日でも問題なくすっきり読める長さもまた良し!その心意気や良し!
様々な大人の意思が交じり合って、作りたいゲームは作れるのか?プロジェクトは途中で止まってしまうのか?
私はKindleで読んでいましたが、もう続きが気になってポンポンポンポンと読んでいったら、いつの間にか全巻買っていました・・・。
4.最大のライバル仙水との共闘
太陽には最大のライバルとでも言えばいいのか。小学生からの同級生であり、業界最大手である前会社の同僚でもあり、現在はその会社の局長をやっている仙水伊鶴がいます。
序盤は太陽の邪魔ばかりする仙水ですが、徐々に仙水の意向は明らかになり、最終的に仙水とは共闘する事となります。
まぁこれが悟空とベジータじゃないですが、分かりやすい熱い展開で私は目頭が熱くなってきましたよコレまた。
バカで豪快な太陽。天才肌で何でもできる仙水。良いコンビやで!
2014年1月4日からドラマが始まります
実は読んでから調べてみたら、「東京トイボックス」は既にドラマ化されていて、「大東京ボイボックス」は今このブログを書いている2014年1月4日からドラマ化するみたいなのです!
私は絶対に見ます!「東京トイボックス」も絶対に見ます!
本当に魂熱くなる、モノ作りしたくなる、そして10巻でさらっと読める良い作品なので是非読んでみてください。
ちなみに、2012年マンガ大賞で2位になっているみたいですね。やはり凄い!
▼まずは序章の「東京トイボックス」から。全2巻
▼そして「大東京トイボックス」。全10巻
▼「東京トイボックス」のドラマ
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