Kindle Paperwhiteが日本に入ってきたのが2012年の11月頃、そのときすぐに購入してから本は電子書籍ばかり購入するようになりました。
むろん今でも技術書や推理小説など個人的に紙がいい、紙でないとダメな本もありますが、多くのジャンルの本はKindleで購入しています。マンガなんて100%電子書籍です。マンガは大好きですが30巻も40巻も50巻も続く本は部屋に置いておけば凄くスペースを取ります。電子書籍ならスペースは全く必要ありません。
2014年の10月頃からはKindle Voyageが発売されたので、すぐに購入しました。
あまり機能としては違いがないように見えるのに、倍近くの値段の差。マジなんやねんこの差は!とやはり思うのですが、実際に使ってみると結構違うのです。
「どっちが良い?」と聞かれると、それは使う人によって異なるのですが読書頻度が高い人にはVoyageの方が良いのかな。なんて思ったりします。特に上記でも書いたマンガを大量に読む、1分に1回も2回もページをめくるよな方にはVoyageなのかなと。では実際に1年ほどPaperwhiteとVoyageを使ってみた率直な感想を述べましょう。
触感・手触りがぜんぜん違う
Paperwhiteは丸みを帯びた作りをしていて、Voyageは不要な部分全部無駄だから全部カットしました。という感じですね。
第1に感じるのがその手触りの差です。ぬめっとするんじゃないかと勘違いするほどに滑らかなPaperwhiteは、個人的には全ガジェットの中でも最候補の触り心地です。ガジェット触り心地世界大会があれば当然1位をゲットすることでしょう。
対するVoyageはPaperwhiteに比べるとかなりゴツゴツとした印象で、触感、肌触りで言えばPaperwhite派です。
実質その効果によるものかは不明ですが、重量もVoyageの方が20~30gほど軽くなっています。
「いや触り心地とかガジェットに関係ないじゃん」と思いますか?いやこれが結構違うのです。毎日電車や寝る前のベッドなどで日常的にKindleで読者する場合には、その微々たる違いもかなり重要なのです。
電源ボタンはPaperwhiteから誤作動が少ない配置に改善
Paperwhiteは完全にボタンが1つです。OFF/ONを行う電源ボタンが1つあるのみ。
Voyageの場合は後述するページ送り・戻りボタンが左右に1つずつ実装されているので、合計5つのボタンがあります。
電源ボタンの場所の違いですがPaperwhiteは筐体の下に電源ボタンがあり、その部分に凹凸があるので簡単に押せます。目をつぶっていても真っ暗なベッドルームでもそれは簡単に。ですがPaperwhiteは凹凸があるために誤動作の可能性はあります。
Voyageは恐らくPaperwhiteの時に電源ボタンの誤動作があったからでしょうか、ちょっと埋め込まれたかたちで背面上に電源ボタンが配置されています。
Voyageの電源ボタンは誤動作も少なく、また押しやすさもそのままなのでVoyageの電源ボタンの方が個人的に気に入っています。
ページ送り・戻りボタンは圧倒的に便利
そして前述した左右に1つずつ実装されているページ送り・戻りボタン。こいつはVoyage独自の機能となりますが、本当に圧倒的に便利な機能です。
Paperwhiteの場合ページの送り時、戻り時に1回ずつ画面上を操作する必要があります。反応が悪い時など結構誤動作があったり、処理の遅延かタッチのミスかわからず、2回タッチしてしまった時など閲覧したい次のページを越して2ページ先に飛んでしまう。なんてことも多々ありました。
これは小説やビジネス書など文章を読むタイプなら問題ないのですが、数十秒、もしくは見開き絵の場合など1秒程でページ送りが必要なマンガの場合は結構多く発生する事象でした。
しかしVoyageの場合にはページ送りボタンがあります。それはKindle Voyageの基本読書姿勢であれば親指にちょっと力を込めればページは遷移します。しかもページ送りボタンを押すと一瞬のバイブで押されたことが直感的に理解できるので、ほぼ誤動作なしです。もちろん戻りボタンも同様。
毎回画面上をタッチしているよりも、効率的だし誤動作も少なくなるのでvoyage独自の機能ページ送り・戻りボタンは本当に便利です。
いや購入前はこんなボタン意味あんの?と私も思ったのですが本当に便利なんですよ。
地味にバッテリーの低減は嫌だ
バッテリーに関してはPaperwhiteに比べるとVoyageは多少劣ります。
Paperwhiteは使用頻度にもちろんよりますが毎日かなり読書しても1週間もちます。Voyageは確かにそれに比べるとバッテリーの持ちは悪く1週間はもたないかなという印象です。いやもちろん1日1回は充電が必要なスマホに比べると全然バッテリーの持ちはいいのですが。
kindle Paperwhiteに慣れ親しんだ人にとっては、Voyageのバッテリーに少し不満は持つかもしれません。
薄さや軽さを持続しながら、ページ送り・戻りのバイブ機能など機能を拡張すればバッテリーが劣ることは避けられないのかもしれませんが。
しかし使用頻度によるとはいえ結構使っている感じのある私が1週間ほど持つので、そこまで危惧する問題でもないのかなとも思います。最初からVoyageに手を出す人は全く気にしない問題でもあるのかなと。
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