アルバムレビューBlack Label Society|4th:Blessed Hellride(85点)

レビュー

2003年発表の元オジー・オズボーンのギタリストであり元半端じゃなく美少年。そして現在は遺伝子に何が起きたか鋼の筋肉を纏い野性的な髭を蓄えた野獣担当ザック・ワイルドのバンドBlack Label Societyの4thアルバム。

ザックのギターサウンドやリフ、そしてソロはものすごくヘヴィでありながら、彼のルーツであるブルースやカントリー的な粘っこさが随所に散りばめられる個性がある。歌唱に関しても敬愛するオジー・オズボーン意識しすぎだろ!!って程に粘っこさとヘヴィに満ちている。しかしながらこのサウンドにとてもマッチしていてOK。これがポッと出の新人ならパクりや、意識しすぎだろ!と感じてしまうが、ザック・ワイルドならこのサウンドでも許されてしまう。「3.Stillborn”」なんてそのそのオジー自身がゲストで歌ってるしね。

私自身も学生時代よく間違えたのだけれど、「へヴィメタル=速さ」だと勘違いして、ザック・ワイルドはへヴィメタルのお手本だから買ってみよう聴いてみよう。みたいに考えてしまうと肩透かしをくらいます。ヘヴィメタルはあくまで速さではなくヘヴィ(重く)メタル(金属・鋼鉄)のようなサウンドで、ザックの音楽はまさにへヴィメタルのど真ん中を突き進む。オジー・オズボーンのソロやBLACK SABBATHが好きならまず聴いてほしい傑作だ。

私自身は最初この変のサウンドに興味があまりなかったのだけれど、今作を確かどこかでチルドレン・オブ・ボドムのアレキシ・ライホがめちゃくちゃ進めており聴いてみて「ガツン!」とやられハマっていった。

ザックの音楽はヘヴィにメタルな粘っこいリフでブルドーザーのように突き進み、ソロでは昔の美少年のようにため息のでる程美しいサウンドだ。それが理解出来れば最高のへヴィメタルサウンドを耳に届けてくれるのがザック・ワイルド!

曲目

1.Stoned and Drunk
2.Doomsday Jesus
3.Stillborn” (Feat. Ozzy Osbourne)
4.Suffering Overdue
5.The Blessed Hellride
6.Funeral Bell
7.Final Solution
8.Destruction Overdrive
9.Blackened Waters
10.We Live No More
11.Dead Meadow

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