【Children of Bodom】4th：Hate Crew Deathroll（98点）

Hate Crew Deathroll 曲目

1.Needled 24/7
2.Sixpounder
3.Chokehold (Cocked ‘N’ Loaded)
4.Bodom Beach Terror
5.Angels Don’t Kill
6.Triple Corpse Hammerblow
7.You’re Better Off Dead!
8.Lil’ Bloodred Ridin’ Hood
9.Hate Crew Deathroll

Hate Crew Deathrollのレビュー

2003年発表の4thであり、Children of Bodom最高傑作と断言してしまっても問題ない作品でしょう。

1st～3rdで培ってきたクラシカルな彼らが築き上げたメロディックデスメタルな部分と、5th以降のブルータルでアメリカナイズされた、メジャー感のある音楽が絶妙で完璧にマッチしたメロディックデスメタル界でも最高峰の完成度を誇る1枚。

Children of Bodomの曲は意外とパターンはいつも一緒で、基本はリフでガシガシ攻めてソロで溜息が出るほどキレイなユニゾンプレイ。というものですがわかっていてもこのアルバムに収録されている曲には飽きがこない。

1つ1つのリフ、ソロ、アレキシ・ライホのヴォーカル、ユニゾンプレイが本当に洗練されてカッコよくて、当時メタルキッズ（18歳）だった私も夢中になって聴きまくりました。1日の10回以上聴きまくっていました。

どの曲も秀逸ですがやはりライブの定番にもなっている最初と最後、①⑨のカッコよさと言ったら筆舌に尽くしがたい。体中の血が一気に煮えたぎる感じがする最高のメタルチューンとなっています。特に①はチルドレン・オブ・ボドム史上、いやメロディックデスメタル史上に残る超名曲だ。

Children of Bodomを初めて聞くならまず「Hate Crew Deathroll」を手に取れ！！っと言いたいアルバム。今だにこの完璧なバランスのアルバムは彼らは作ることが出来ていない。

日本版ボーナストラックにはRamonesとSlayerのカヴァーが収録されていて、最近のChildren of Bodomはちょっとネタを込めて一発狙いのカヴァーで若干外している感があるけど、この2曲は良い。特にRamonesはアレキシ・ライホの持つパンク感もマッチして非常にカッコイイ！