まず聞くべき名作!おすすめメロディックデスメタル10選

どんなジャンルでもそうなのかもしれないけれど、ヘヴィメタルという音楽ジャンルの中には数多くの枝分かれしたジャンルが存在します。

ぶっちゃけジャンルを限定して聞く必要などないとは思うけれど、自分がどのジャンルが好きなのかを理解しておいてそれをベースに少しずつ音楽の幅を広げて聴き進めていくのもイカしたやり方。

今回紹介するメロディックデスメタルもメタルジャンルの1つで、1990年中盤頃から発生したジャンルだと認識している。

スウェーデンやフィンランドといった北欧が中心に盛んで、デススタイルのボーカル以外はとてもメロディックで聴きやすい。実際に聴いてみると少し違う印象をもつと思うけれど、強引に例えるとHelloweenなどに代表されるメロディックスピード/パワーメタルにデスボーカルで歌っているような感じ。

でも2000年に入ってからは、アメリカの若手メタルコア集団にも支持されるバンドが結構あったりと、聞くべきバンドはたくさんだ。

今回はその中でも私好みの10枚を紹介してみる。

同じバンドでも選びたいのがたくさんいるバンドもあるし、おい1バンドだけメタルコアいんぞ!っとか、Soilworkがいねーじゃん!とか色々な意見はあると思うけれど、異論は聞かぬ!とりあえず私の10選!!是非聴いてみて!

名盤!良盤!おすすめメロディックデスメタル10選

1.Burning Bridges(Arch Enemy)

メタル界のヒーローの1人マイケル・アモット率いるArch Enemyの3rd。

マイケル(兄)クリストファー(弟)の超絶ツインリードがいつも通りこれでもかと披露されるのだけれど、今作の哀愁を帯びたメロディが一番惹かれる。まさにギターが歌っている感じだ。

個人的には初代Voのヨハン・リーヴァの方が好きなんだよね。後のアンジェラ姉さんやアリッサよりも。

2.Slaughter of the Soul(At The Gates)

メロディックデスメタルというジャンルがまだ明確に確立されていなかった1990年代の中頃に発表されている、At The Gatesの4thアルバム。

スラッシュメタルをベースに程よいメロディがマッチする傑作であり、メロディックデスメタルの礎を築いたアルバム。こてんこてんの濃い味付けに辟易してしまう様な骨太メタラーにも支持されるであろう薄味なメロディの味付けが良い感じ。

とりあえずリフがカッコイイに尽きる。

3.Hate Crew Deathroll(Children of Bodom)

フィンランドのメロディックデスメタル業界最強の有名バンドであろうChildren of Bodomの4th。少なくとも日本での人気は非常に高い。

1st〜3rdアルバムにあったクラシック、バロックテイストなメロディを減らし、ブルータル度とメジャー感を一気に増した最強にカッコイイアルバム。

とりあえず今だに彼らのライブでは今作の曲が盛り上がるのはしょうがいないよ。完成度の高さも一級品。このアルバムでそんじゃそこらの似たり寄ったりのバンドとの差別化に成功しました。グレート!

4.Character(Dark Tranquillity)

バンドの初期はスウェーデンメロデスの帝王In flamesに勝るとも劣らぬ人気ながら、アルバムを重ねるごとに低迷していたスウェーデンの雄Dark Tranquillityが見事に復活した7thアルバム。

「世界一美しいデスヴォイス」と言われたミカエル・スタンネのボーカルは、喉の怪我により多少変化してしまったがやはり独特で普通のバンドとはひと味違った雰囲気を併せ持つ。

メランコリックでいて小気味よい怒涛のアグレッションに聞き惚れるべし!Dark Tranquillityはこうじゃないと!

5.rEVOLVEr(The Haunted)

上記で紹介したAt The Gatesに在籍していたメンバーが後に作ったThe Hauntedによる4th。

それまでのデスラッシュ気味の音楽性に、どっしりを構えた味わい深いリフをマッチさせた超傑作。歌えるデスボーカル、ピーター・ドルヴィング(Vo)の存在も大きい。このボーカルはクリーンボイスもデスボイスも本当にめちゃくちゃかっこいい。

全メロディックデスメタルの作品の中でもずば抜けたリフのCoolさ。メロデスの礎を築いたミュージシャンによる最高のメロディックデスメタル!

6.Come Clarity(In Flames)

私の最も好きなバンド、スウェーデンのIn Flames。その創設者であり、最も好きなメタルミュージシャンでもあるイェスパー・ストロムブラード(g)在籍時最後の作品となる8th。こいつは最高の名作。

そこらのバンドとは深みが違う!っと胸を張って言いたくなる複数の哀愁メロディがこれでもかと散りばめられた作品。序盤にスロー、ミッドテンポを配置し、その後は怒涛のスピードナンバーがメランコリックに駆け抜ける!!

前作の「Soundtrack to Your Escape」はタイトルからもわかる通りに、非常に鬱なメロディーのオンパレードだったが(いや最高にかっこいいが)、今作はその逆のような明るさを感じる激しいメロディが最高!

ホント好きコレ!

7.Stained(Imperanon)

まぁ聞く人が聞けばChildren of Bodomの二番煎じで片付けられてしまうかもしれないImperanonの1st。

クラシカルで明朗でちょっぴりの哀愁が伴ったChildren of Bodom系のメロデスで、とりあえずChildren of Bodomが好きなら聴いておけ!!って作品。

しかしですねメロディの質は高いのです。素晴らしく高いのです!Children of Bodomの二番煎じ系バンドは、フィンランドを中心に大量に生まれたけれど、このバンドのメロディの質は本当に高いので、メロディ好きはとりあえず聞いてほしい。

8.Flies & Lies(Raintime)

もうメロデス枠なのかどうか定かでないバンドRaintimeの2nd。

なぜかというとコーラス以外はデス声で、コーラスは完全にノーマル声なのです。確かにSoilworkIn Flamesなどの有名バンドも同じ様なアプローチはしていたけれど、ここまで明確な形でメロデスとメロパワが融合しているバンドもそうはいないかなと。

プログレとも言われているバンドですが、構成も聞き飽きることなくメロディは非常に良質。捨て曲なしの良曲ばっかりで驚き。

9.Menace and Prayer(Throne Of Chaos)

いやコレもImperanon同様、CoBのパクリバンドと言われてもしょうがないくらいにはCoBの音楽性。

アルバム毎に音楽性を尽く変える面白いバンドだけど、今作はCoBに特に近い音楽性といえる。

しかし、コレまた聴きやすくていいんですよねぇ。Cob系の類似バンドの作品なら、この作品が個人的には最高傑作です。

10.The March(Unearth)

はいメタルコアバンドでございます。メロデス10選とか書いておきながら、最後はメタルコアでございます。

しかしこのUnearth。一番メロディックデススタイルに近いバンドだと個人的に感じている。In Flamesの初期辺りの音楽性にアメリカっぽさを加えたのがこのバンドかな・・・っと。

メロデス好きでメタルコアは食わず嫌いの方は、このUnearthから手を出してみては如何!?

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