【Edguy】2nd:Vain Glory Opera(91点)のレビュー

Vain Glory Operaの曲目

1.Overture
2.Hasta We Rise Again
3.How Many Miles
4.Scarlet Rose
5.Out of Control
6.Vain Glory Opera
7.Fairytale
8.Walk on Fighting
9.Tomorrow
10.No More Foolin
11.Hymn

Vain Glory Opera(91点)のレビュー

1998年発表作。当時ドイツの若手ジャーマンメタル・メロディックスピードメタル界の最も期待されたバンドでだろうEdguyの2ndアルバム。

もうこれがどこをどう切り取ってもジャーマンメタルで、EdguyこそがHelloweenの正統的な後継者と言えるのではないだろうか。そう期待させるに申し分ない傑作ジャーマンメタルアルバムだ。

物凄い劇的でいてタイトルの通りにドラマティックでオペラティックな展開。一緒に歌えるキャッチーなメロディーも随所に配置されており、スピーディーな曲も感動的なバラードも捨て曲一切なしの名盤。

Edguyは今後さらに進化はするけれど、この頃20歳のボーカルでありリーダーのトビアス・サメットの深く特徴的なビブラートを武器とした、一発で彼と分かる歌唱力は既に健在している。マイケル・キスクが大好きなのだろうという歌唱だが、ビブラートの深さやクセが独特のオリジナリティを発揮している。

⑤⑥には同じくドイツの先輩Blind Guardianのヴォーカルのハンズィ・キアシュ、⑦のギターソロはフィンランドの大御所Stratovariusのティモ・トルキが参加している。⑦などは典型的なメロディックスピードナンバーで、メロディックなメタル好きなら嫌いな人はいないだろう。

今後どんどんと彼らはオペラ度、クサメロ度を下げて、正統派パワーメタルへとシフトしていく。もちろんその正統派パワーメタルなEdguyも最高だが、やっぱりこの頃のEdguyは本当に魅力的だ。

ちなみに⑪はUltravoxのカヴァーで、この曲があまりに良すぎて原曲のCDも即買いしました私は。はっきり言ってこのアルバムで1番いいんじゃないかというレベルの良さだが、これはEdguyのアレンジが良いのだ。
学生時代Edguyにのめり込んでいて、トビアス・サメットのサインももらった私はやはりどうしても点数が高くなってしまうのです。ジャーマンの新たな幕開けを感じた最高の作品だった!

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