Helloween好きならカイとキスクが参加した新曲「PUMPKINS UNITED」を絶対聞くべき

ジャーマンメタル好き、メロディックパワーメタル好き、いやヘヴィメタル好きであれば確実に気に入るであろうニュースが飛び込んできて私はとても興奮しています。

ドイツ(ジャーマン)メタルの重鎮Helloweenにあのカイ・ハンセンとマイケル・キスクがPUMPKINS UNITEDとして集結したのですから!

Helloweenファンであれば以下のバンドビジュアルににカイ・ハンセン(右下のハットとサングラスをしたギタリスト)、そしてマイケル・キスク(横向きで歌うスキンヘッドの男)がHelloweenメンバーと一緒に写真を取っているだけでも興奮ものですが、なんと現在Helloween+カイ&キスクの構成でPUMPKINS UNITEDとしてライブを行なっており、日本でもツアーで2018年の3月に来日予定です。

なお予定されていた東京講演はどちらも完売ということで現在追加公演が案内されました。今まで何度もHelloweenのライブは行きましたが、今回もこれは行こうかなと考えております。

往年のファンからすればこの2人がHelloweenで歌っていること自体やばいのはもう一瞬で理解できるのですが、何故ヤバイのを念のため解説していきましょう。そして何ということかこのカイ、キスクがいるPUMPKINS UNITED構成による新曲「PUMPKINS UNITED」も公開されていますので、それも併せて解説します。

何でHelloweenでカイ・ハンセンとマイケル・キスクが歌うとヤバイのか

現在Helloweenのヴォーカルはアンディ・デリスです。上のビジュアルだと真ん中で両手を広げている人物で、昔は超イケメンでしたが最近はどんどん太っています。でもとても良いヴォーカルです。

このアンディは3代目ヴォーカルであり、1代目はカイ・ハンセン、そして2代目はマイケル・キスクです。初代のカイ・ハンセンは元々ヴォーカルというよりは(ヴォーカルも味があってとても良いのだけれど)ギタリストであり、1stアルバムをリリースした後はギタリストに専念し自らマイケル・キスクを呼びキスクは2代目ヴォーカルとして加入します。

マイケル・キスクのその伸びやかで天にも伸びる澄み切ったハイトーンは、Helloweenサウンド、メロディックパワーメタルサウンドにピッタリでその後マイケル・キスクを目指したようなヴォーカルが溢れますが、彼を超えるヴォーカルはそうそうお目にかかることはありません。

カイ・ハンセンは3rdアルバムリリース後肝臓の疾患を理由に脱退、マイケル・キスクは5thアルバムリリース後に音楽の違いと恐らくハイトーンを強要されることの嫌気から脱退。

その後カイ・ハンセンはGamma Rayを立ち上げたり、後発のパワーメタルバンドの支援を続けたりとメロディック・パワー・メタル界では「ゴッド」として君臨します。そしてマイケル・キスクはメタルを歌うことを長いこと辞めていますが、2001年ドイツの若きメタルバンドEdguyのヴォーカルであるトビアス・サメットからの熱い希望もあって、メタルオペラ「アヴァンタジア」に参加し往年のハイトーンで最高のヘヴィメタルで披露してくれるのです。

カイ・ハンセンとマイケル・キスクは、その後Unisonicで久々にバンド結成してメタルサウンドを披露してくれたりと活動していたのですが、Helloweenとの絡みは一切ありません。恐らくそれはHelloween不動のリーダー、マイケル・ヴァイカートとの確執でしょう。

ちなみにカイ・ハンセン、マイケル・キスク、そしてマイケル・ヴァイカートがいる頃のMVがこれです。MVがはくそダサいですが名曲ですね。

マイケル・ヴァイカートとの確執解消。そしてPUMPKINS UNITED

マイケル・ヴァイカートは通称ヴァイキーと言われる190cmと大柄なギタリストで、Helloweenの結成から現在でも在籍する不動のリーダーです。私もやはりHelloweenではヴァイキーの作曲した曲がどれも好きであり、新譜がリリースされると大体ヴァイキーが作曲した曲を1番楽しみにします。そしてその楽しみはいつも極上Helloweenサウンドで答えてくれます。

インタビューなどで歯に衣着せぬ発言から、かなり気難しい人間に思われがちですがライブでもコミカルで楽しんでいるような動きや笑顔が特徴です。ほら、上の写真も現在55歳ですがとても渋いでしょう?そしてどこかコミカルな性格が見て取れます。

Helloweenのメンバーもヴァイキーは冗談好きということを言っています。このヴァイキーとカイ、そしてヴァイキーとキスクはそれぞれ確執がありました。しかしヴァイキーとカイの確執はレコード会社の契約内容の酷さからくるものと以前どこかのインタビューで説明しています。そしてヴァイキーとキスクも何かで読んだ記事では、ヴァイキーがハイトーンを強要するが、キスクは他の声も使いたかった。そしてそもそもこの頃キスクはメタルをあまり歌いたがっていませんでした。

しかし20年以上経った今、確執は解消します。個人的には若きギタリスト(そして197cm)ザシャ・ゲルシュトナーがHelloweenに加入してからのヴァイキーはとても楽しそうで温厚で、その影響もあったのではないかと考えています。ちなみに上記ビジュアルの右上のギタリストはザシャです。彼が加入してからのHelloweenはまた1つレベルが上がったように良いアルバムをリリースし続けています。

そして2017年確執が解消されたHelloweenの往年のメンバーは結成し、PUMPKINS UNITEDとしてツアーを行うのです。

新曲PUMPKINS UNITEDが2017年10月にリリース!

Helloweenは2017年10月にカイ・ハンセン、マイケル・キスクと一緒にシングル「PUMPKINS UNITED」をリリースしました。

ヴォーカルはカイ・ハンセン、マイケル・キスク、アンディ・デリスという歴代のHelloweenヴォーカル3人が歌うメロディックパワーメタルナンバーです。これぞHelloweenなキーパーサウンドで最高です。公式チャンネルにPUMPKINS UNITEDのMVがアップされています。

個性的な声質のカイ・ハンセン、伸びやかなマイケル・キスク、哀愁のある声のアンディ・デリスと歴代のヴォーカルが歌うのはファンとしてはとても感動的です。歌詞にも「ride the sky」、「eagle」、「we burn」、「wake up the mountain」、「jericho」など、Helloweenファンからニヤリとする歌詞が満載。

Helloweenファンはもちろん、メタルファンは是非聴いてみてください!最高だ!

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