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こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。
以前このブログで、ある漫画家が東京での生活を捨てて福島の山を買い、そこを自分で切り開き、自給自足の生活を行う!という本をご紹介しました。
その本とは守村大氏の著書「新白河原人 遊んで暮らす究極DIY生活」です。
前作の書評:完全な自給自足生活を目指した、ある漫画家のサバイバルテクニック
第1巻であるこの本は私に
「あぁ人間意外と逞しいもんなんだな」
と痛烈な印象を与えてくれた素晴らしい本でした。
今回シリーズの第2巻が登場しました!
そのタイトルは
「新白河原人 半分ちょいの電気で贅沢DIY生活」
この書評を今回はお届けします!
今回のストーリーはこれ!
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今回の大きなストーリーは以下4つの大きな柱で構成されます。
1.窯も全て手作り!炭を焼く
2.無電化生活宣言!
3.北海道知床にて食料調達の旅
4.東日本大震災の経験
それでは1つ1つ見ていきましょう!
1.窯も全て手作り!炭を焼く
以前「炭ブーム」があったのを覚えていますか!?
お米に炭を入れたり、冷蔵庫に入れたり、様々な炭の効果が注目されました。
今回著者守村大氏は炭に目をつけ、自作で窯をこしらえ、大量に炭を作り売って儲けてやろう!!
っという計画を立て、そして実行しました。
えぇ普通はそんな計画誰も立てません。なんたって炭作り用の窯を木から自分で作り上げていったのですから。
まぁ結局炭自体はうまく作れますが、炭の値は既に低迷しており高値で売る事はできません。
しかし、窯作りから行われるそのストーリーは必見です。
2.無電化生活宣言!
2011年3月11日の東日本大震災にて電気の大切さと安全さが注目を浴びています。
ここに原発に怒りを感じ、「無電化宣言」を行った1人の男がいます。むろん守村大氏です。
洗濯に風呂、夜の明かり、なんと挙句の果てにはトイレまで!
すべて無電化で行うチャレンジ精神!アッパレです。
結局食料の保存や、どうしても手だと難しい洗濯など。一部は電気に頼る事になるのですが、電気に頼らないその姿勢は
「日本で最も電気を使わない男」
と言っても過言ではないでしょう。
3.北海道知床にて食料調達の旅
前回ご紹介した1巻に記載がありますが、著者の主な食糧は山の恵みです。
キノコや山菜、畑の野菜に飼っている鶏の卵、そして鶏自身。
今回は食料、そう!普段手に入らない海の食糧(狙いはシャケ)を大量ゲットする為に自前のキャンパーで北海道に出撃します。
結果は12匹ものシャケをゲットし、帰宅するのですが、
いやぁ本当に楽しそうな生活です。
4.東日本大震災の経験
著者が住む山(仙人みたいだな)は福島の新白河です。
もちろん東日本大震災の影響をモロに受けた立地です。
その時の状況や、その後の放射能(山は放射能の影響を受けやすく、高いマイクロシーベルトを記録するとの事)について生々しく表現されます。
1つ非常に興味深いのは、地震の際肉眼でも山が動く事が確認できたが、帰ってみると自作の山小屋はまったくの無傷で、机の上にコトンと置いてあった釣り道具さえそのままであったという事。
丸太小屋は地震に非常に強いという事が、実証されたと著者はいいます。
最後に
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上記4本の大きな柱以外にも
・マムシとの戦い
・豚1匹丸焼き
・共に暮らす犬の話
などなど前回同様の漫画を駆使した作りでスイスイと気持ちよく読めます。
私の様にアウトドアに興味のある方がもちろん、まるでフィクションの様なストーリーは誰でもおもしろく読める本だと感じました!!
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