完全な自給自足生活を目指した、ある漫画家のサバイバルテクニック


photo credit: Zach Dischner via photo pin cc

こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。

すごくおもしろい本に出会いました。
この便利な世の中に真っ向から戦い続けるある1人の漫画化がいます。

その漫画家とは、自ら「経済システムからの脱却が目標」と掲げる守村大氏です。

守村氏は元々都会の真っただ中に漫画化として住んでいましたが、ある日自分の肥えに肥えた姿を鏡で見た時に逃げる様にして福島の山を買い、そこで自給自足を目指したDIY生活を始めました。

そのストーリーを綴った本がこれ!

「新白河原人 遊んで暮らす究極DIY生活」

です。

究極のDIY生活で、自給自足を目指せ!!

私は元々キャンプが好きだという事もあり、

自給自足生活!
木で作られた家!!
自然!!!

的なものが大好きです。

そんな私をこの本がどうやって虜にしたのか。

その理由はこの本の特徴であり、その特徴とは以下の2つです

・山。唯の山を自分の城へ
・漫画家としてのテクニックをフルに活用

この2つの特徴についてもう少し語らせて頂きましょう。

山。唯の山を自分の城へ

この本のなんといってもおもしろい部分は、東北新幹線新白河駅から車で約10分。東京ドーム一個分の山を買い、自分で全て切り開いていったそのストーリーです。

しかもその作業全てを基本1人。生身の人間1人の力で行うのですから驚愕せずにはいられません。

この本にあるストーリーをすごく簡単に話すと

・山。買う。「えっ!?草しかないじゃん・・・」
・草。刈る。「うわぁ・・ハチとかめっちゃ威嚇してるじゃん・・・」
・山。斜め。これ平地にする「ちょっと山ってずっと斜面なんですけどーーー。知ってるけどーーー」
・木。切る。「家建てるに木がないとねーーー」
・木。皮とか取る「うん。だから家建てるからね」
・木。積んだりする「さぁ家(丸太小屋)を作るぜ!基本1人。ちなみに俺元漫画家な」
・家。できる「ひゃっほー」
・飯。何食べる「そのテクニックを一挙公開!!鶏とか絞めちゃうよ。恐ぇ・・・」
・汗。出したい「サウナ作るか・・・」
・汗。出る「サウナ完成!ひゃっほーー」

っとまぁこれだけではないのですが、こんな感じ。

どうです!?これ1人でやれ!!って言われてできますか!?

私は絶対できません。しかし、だからこそこの本はおもしろいのです。

これだけの事を行って年間の食費は20万円に抑え、まさに「経済システムからの脱却」の道に最も近い人間でしょう。

漫画家としてのテクニックをフルに活用

上記でもご紹介した様に作者である守村大氏は漫画モーニング誌で連載をしている漫画家です。

漫画という特技は本の中でも至る所で披露されています。

まずこの本の基本的な作りは見開き右に文章、左にはその文章に対する補足する絵が登場人物はコミカルに、物や他の生き物はリアルに記載されています。

上記でも書きましたが、この本では本格的なDIY(ってかもう木切って家作ったりするのですが・・・」を行いますが、たまに文章では伝わりにくい部分が出てきます。それをコミカルかつ伝わりやすい漫画で補足されており、とても気持ちよく本を読み進める事ができます。

これは著者自身が文章も漫画も描いている事による一体感ではないかと感じますし、こんな本はそうそうないでしょう。

最後に

私は今会社を辞めて

「好きな事だけして生きていく」
「好きな仲間と好きな事して生きていく」

っという目標があります。

この本は私のそういった目標にすごく刺激を与えてくれる良本でした。

なぁに最悪人間どうやっても生きていけるんだな。

そんな気にさせてくれます。

・・・でも俺ハチ無理なんだよね。まず尻に針もっている時点で意味がわからんし、しかもあの色!なんであんな色し・・・・・・
(ハチに関するエントリーについては長いので別エントリーに纏めます)

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