【書評】お金は何かの行動を起こす燃料になる!-家入一真さん「お金が教えてくれること」

2013-02-19 01.29.17

こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。

ナウでヤングなレンタルサーバーロリポップや、クラウドファンディング・プラットフォームCAMPFIRE、最近では誰にでもネットショップが作れるBASEなどなど数多くのサービスを手掛けるクリエイター家入一真さん。

家入さんの生まれてからこれまでの人生は超貧乏な時代含め波乱万丈で、失礼な言い方かもしれないけれど今の彼を見てからその過去を知るとめちゃくちゃ面白いんです。

その過去は「こんな僕でも社長になれた」「もっと自由に働きたい」といった過去の作品で知る事ができます。

あっちなみに私はそれぞれ書評も書いてます!!

逃げて逃げて逃げて。そして手にいれた成功ストーリー | KeiKanri
こんな僕でも社長になれた …
こんな僕でも社長になれたの書評

嫌な事なんか我慢せずに逃げ出せ!好きな事だけやって生きろ!! | KeiKanri
もっと自由に働きたい …
もっと自由に働きたいの書評

家入さんの本はまるで自分に飲み屋で話しかけているかのような完全な口語で書かれていて彼の性格だとかそういったものが感じられるし、何より非常に読みやすいので一気に読み進められる事も大きな魅力だと感じています。

そんな家入さんの新しい著書「お金が教えてくれること ~マイクロ起業で自由に生きる」が発売されました。自分もすぐに読んでみて「またこりゃ面白い事書いてあるな!!」と読了した今感じています。

その簡単な私にとってのハイライトと感じた点をご紹介しましょう。

<お金に思考を奪われない事>

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photo credit: *saxon* via photopin cc

第1に大切な事は金に思考を奪われない事。

お金ってのはやっぱりこの地球で生きるにはどうしたって必要になってくるものです。そして特に何も意識していないとやっぱりあればあるだけ良いものだとも思ってしまうし、ないとないなりに頭の片隅にずっと心配事としてくっついてきます。

まずするべきは自分にとってどれだけお金が必要で月にいくらあれば良いのかを明確にする事がこの本でも第1ステップとして書かれています。

私自身も昔経験があります。自分にとって月いくら必要なのかも計算せずにカードで散財。あげく毎日毎日「あぁ今月もお金がないや」っという自分が。しかもそうなる事でどんどん自分の頭の思考スペースが「お金がないお金がない」に浸食されてしまいって色々とうまくいかない、考えられない。っとなってしまうのですが、コレは最悪です。

お金は確かに大事だけれどもいくらあれば自分は生活できるのかを明確にして「お金がない」っという口癖からの脱却が第1の行動になるでしょう。

<消費時代の終了、これからは経験にお金を使う>

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photo credit: nosha via photopin cc

お金がある→大量に消費する→幸せ

っという構図は確かに日本にあったと思います。
しかし!!私も今現在27歳ですが、この構図はどんどん崩れてきているんじゃないかと思っています。

家入さん自身もこの本の中で

・お金より「ラブ&ピース」
・お金よりフォロワー
・「モノ」より「経験」にお金を使う時代

っといったメッセージでその事について説明しています。

私自身も大人になって子供時代よりもそりゃ自由になるお金がたくさんできました。たから子供の頃なけなしのお金を貯めて買っていたゲームソフトを大人になって大量購入し、俗にいう積みゲーをしていた経験があります。

しかしいくら大量に買って新しいゲームにどんどん手を出していっても小学生、中学生の頃味わったあの「楽しい!!」「最高!!」って感覚を再度感じる事はありませんでした。

子供の頃にはまだ触れた事のないゲームの世界を体験する事で色んなワクワクがありました。しかし、大人になってゲームソフトを大量に買って、経験した事がある様なただ映像が綺麗になっただけのゲームをしていただけなんだなぁ。っとまさしくお金を消費していただけだった気がしています。しかもその積みゲーをしていた頃はゲームをしていてもまったく楽しくなかった記憶がありますね。

サラリーマンを辞めようと決心したのが去年2012年の3月。実際に辞めたのがその年の12月。今はどんどん物欲といったものがなくなっているし、何かを経験したい!!っという気持ちの方が遥かに強い。

それは恐らく私だけでなく、たくさんに人に今芽生えている気持ちなんじゃないかなっと感じています。

<最大のリスク:何もしない>

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photo credit: Feral Indeed! via photopin cc

これは私自身も読んでいてすごく共感した部分。

別にサラリーマンをやっていたってその仕事が自分にとって「凄く楽しい!!0円でだってこの仕事をしたい」っていう仕事だったら私だってそのままサラリーマンをやってます。

別にフリーになる事や、会社を作る事が偉いんじゃなくて、「楽しくない」「生きた心地がしない」のにその仕事をずっと一生やっていく事は自分の人生にとって最大のリスクになると思っていますし、自分はそうだったので辞める決心をしました。

別に今すぐ会社を辞めなくたって自分のしたい事を土日から始めてもいいし、会社帰ってからやってもいいと思います。いや私みたいに何が面白いのか明確にわかってないけど、「このまま一生行くんだったら俺はダメになる・・・」って思ったんだったら何かしら行動しながらそれを見つけるのだってアリだなって思っています。

今の時代何が起きるかわからないなんてそこらじゅうで言われていているし、毎年世界が崩壊するなんて聞くし、最近なんて何やらデッカイ隕石まで落ちてくる始末・・・。

であれば何もしないのは本当にリスクになるなって思います。

っというよりも会社を辞めてからは何もしなければどんどんお金がなくなっていくリアル。本当に何もしないのはリスクだと身をもって感じています・・今ww。

<お金は何かの行動を起こす燃料になる!>

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photo credit: Mark Sardella via photopin cc

っとここまでお金に関する本の書評なのに、「お金いらないっすマジで」みたいな内容になってしまいました(でも家入さんが書いている内容も結構こんな内容です・・・)

・・・が家入さん自身最後にこう書いています。

「それでもお金は必要」

自分のしたい仕事、ビジネスをまわす燃料になるのがお金ですし、お金があれば自分のやりたい事を加速させ大幅に時間を短縮する事も可能です。選択肢だって増えます。

貧乏でもある程度は幸せに過ごせるけれど本当の貧乏は良くない。シロアリの住む家で幸せに過ごせるかと言われると確かに私も首を縦にはふれません。

子供の頃に極貧を味わっている家入さんの経験に基づいた意見ですし、私もできる事なら普通レベルの生活しながら好きな事をやっていきたいと感じています。

家入氏の過去作を読んでから読むのもおすすめ!

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photo credit: Sam A via photopin cc

この本は「年間200万貯める!!」っとか「月に5万貯める!!」っとかそういった事は一切書かれていないお金の本です。

だって初めてみました。「今、僕はお金がありません」から書き出すお金の本にww
そしてそれはある意味事実でFacebookで2000円くらいしかお金を持っていない家入さんや、ガス(だったかな)代が支払えない家入さんを見た経験があります。

しかし一度は数十億というお金を手にしていた人物であり、極貧、富豪、普通orお金持ち?っと色々な経済状況を経験している彼だからこそ書ける本だと感じました。

なので上記にも書いたのですが、過去の家入さんの書籍を読んでそれまでの人生を知ってからこの本を読むと面白さが倍増です。おすすめ!!

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