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こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。
Kindle Paperwhiteを手に入れてから、kindleストアで最初に手を出した小説は沢木耕太郎氏の著書『深夜特急〈1〉香港・マカオ』でした。
1970年代の著者自身の経験に基づいた全6巻からなる紀行小説で、全6巻の内容は日本から香港に飛び、そこから陸路を使ってロンドンまで向かう。というものです。
著者である沢木耕太郎氏の代表作で、バックパッカーのバイブルとして親しまれている小説です。
元々電子書籍がない事から読んでみようかな。と考えていた小説ではあるんです。私自身旅をしながら生きてみたい。という思いがありましたし、単純に有名な小説なので。
kindleストアのランキングを除いていたら『深夜特急』はやはり人気で、kindleの便利さも相まって購入しやっと読む事ができました。
これは確かに面白い・・・
簡単な内容をご紹介します。
<始まりは香港・・・んっ?>
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始まりは香港・・・。かと思うじゃないですか?
だってタイトルにも”香港・マカオ!”とか書いてあるので、最初に日本から香港に向かうんだな。って思って読み始めたんです。
そしたらいきなり主人公がインドのデリーにいるんですよ。そこで私も多少困惑しました・・・
「あれ・・・2巻か3巻買っちゃった・・・・!?」って
しかし、どうみても『深夜特急〈1〉香港・マカオ』っと書いてあるので読み進める事にしました。
読んでみるとあぁなるほど。この本の主軸となっているのはインドのデリーからロンドンまでバスだけを使っていくという事にあって、インドに着くまでの流れが回想というか思い出というか、そういった流れで紹介されるものでした。
という事で日本から家中にあるお金をかき集めて主人公が最初に行きつく場所が香港になります。
今の香港と本の中の時代(1970年代)がどれほど変わらないのかは定かではありませんが、毎日がお祭りの様な香港が刺激的に描かれます。特に主人公が宿泊する激安の宿、ゴールデン・パレス・ゲストハウスに着くまで~着いてからのやりとりは本当に面白かった。
<マカオの魅力>
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香港からすぐに行けるマカオへ向かう主人公。マカオといえばカジノの街です。
最初はある理由から「聖パウロ学習教会の跡に行こうか。カジノ、博打には興味ありません私ハイ」みたいな感じで向かうのですが、マカオ編の8割はカジノでのやり取りが書かれています。
この内容が買った負けた。だけの単純なやり取りではなく、ディーラーと客を観察してディーラーがちょっとしたイカサマをする事に気づいて戦略を練る・・・。
という心理戦が描かれており、非常に読み応えがあります。
はたして主人公は負けたのか。買ったのか。
まぁでも旅は続く訳ですから、無一文になる事はないのでしょうか・・・・ね!?
<まだまだ続くバックパッカーの旅。次はどこへ?>
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前々から読みたい読みたいと思っていながら中々手を出さなかった本ですが、今回やっと読む事ができました(まだ1巻だけど)
本当に読んでよかった!!面白い!
読み始めると時間が経つのを忘れて一気に読めてしまいます。一時的に新潮社の本がkindleストアから撤退してしまっていたのですが、本日復活し問題なく『深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール』も買う事ができました。
早く続きが読みたいぜ!ってか今から読むぜ!!
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