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こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。
旅とは何をする為にやるんだろう。何の為にやるんだろう。なんでお金を使って色々な景色を見にいくんだろう。何を体験したくていくんだろう。
人によって色々な理由があるでしょう。
私自身旅は大好きです。っとか言いつつパスポートは持っているのに、海外にはまだ言った事なく国内旅行ばかりやっているのが私ですが。
ココに1冊・・・いや6冊旅に関する名著があります。それは沢木耕太郎氏の著書「深夜特急」。バックパッカーのバイブルとも言われる作品で内容は紀行小説、インドのデリーからイギリスのロンドンまで、バスだけを使って旅行するというものです。
でも旅行というのは計画立ててそれをそのままに実行してしまうと意外とすんなりと終わってしまうもの。
しかし、この深夜特急では日本から出発しいきなり始めにインドへ行かず、香港からスタートしたりと開始時点から寄り道寄り道が続く。
作者の沢木氏がどんどん旅慣れしていく様と、トラブルを回避する判断力が本当に面白い。また心情も本当に旅をしなくてはわからないのだろうと思う部分が多くあり、引き込まれていきます。
まぁ引き込まれていきます・・・っとか言っておきながら去年の12月からゆっくりゆっくりと読み進めてきました。
今回は「深夜特急」全6巻を読んだ個人的なハイライト、そしてとても引き込まれ面白かった部分をご紹介します。
<旅にはトラブルがつきものでそれを楽しむ余裕が必要>
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上記の通り、綿密な計画を立てて何時にこの電車、何時にこの飛行機、どこどこに泊まる予約済み。最終的には旅行会社に全部プランはおまかせ。
・・・なんて旅行であれば全ての物事がすんなりと終わっていくかもしれません。いやコレも何も心配せずに観光できるという点でとても良い旅でしょう。
しかし、「深夜特急」の主人公(まぁ沢木氏自身ですが)はインドのデリーからイギリスのロンドンまで、バスだけを使って旅行するという目標以外には何も計画を立てず出発します。
もちろん陸路、しかもバスだけであれば途方もない時間を有しますし、宿泊代だってバカになりゃしません。
でもこの主人公はどんどん自分の感覚感覚で旅を楽しんでいきます。
・香港では激安の宿ゴールデン・パレス・ゲストハウスでのやりとり
・マカオでは旅も始まって、いやまだスタート地点のインドにすら着いていないのに博打に手を出したり
・マレーシアでは娼婦の館に滞在し、娼婦とそのヒモと遊んだり
・インドでは何もする事なくドミトリーに住みこんだり
・どこだったかの国では映画館を途中で抜けて警察に連行されそうになったり・・・
・ポルトガルではクマと散歩する男に恐喝されそうになったり・・・
・スペインでは自分の半分はあろうかという野犬に夜間の一本道で出会って冷や汗かいたり・・・
っと実際にあったら自分でも死ぬほどびっくりする様な体験が、主人公の計画なき旅によってどんどんと起きていきます。挙句の果てにはロンドンについた時とか「何かトラブル起きないかなぁぁ」とか言ってる主人公。
・・・まぁそれで実際に起きて超困るんだけどww
ココで得られる教訓死なない程度に旅のトラブルを楽しむという事です・・・かね。
<コミュニケーションの為に英語は必要。でも・・・>
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主人公の沢木氏は日常会話程度であれば英語を話します。
旅の途中でも英語を話してコミュニケーションをとります。
しかし、特にアジアの貧しい地域やヨーロッパでも英語を話せない人は数多くいる様。その時に必要なのがボディランゲージと現地の簡単な言葉(数字やありがとうといった言葉)を現地で覚える事。
バックパッカーの様に自分で行く道を考え考え切り開いていく旅のスタイルでは、常に簡単な勉強は必要になるのかななんて読んでいて感じました。
あと言語という意味で凄く面白いのはお茶の呼び方。
お茶を示す単語が「C」から始まる国はアジアで、「T」から始まる国はヨーロッパという事をどこかの(トルコだったかな)国の人から教えられます。
日本ではチャ 、トルコやインドなどではチャイと「C」から始まるお茶という意味の単語。
しかしヨーロッパ圏ではテーやティー、テなど「T」から始まる単語と変わります。
・・・っとあぁ面白いななんて納得していると終盤で行くポルトガルで「チャイ」と「C」から始まったりするんですけどね・・・ポルトガルはどう考えてもヨーロッパだよな。
<結局旅好きは旅をしながら終わらしたくないのかもしれない>
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「深夜特急」では旅をしながらに随所随所で「あなたは何故旅をするのか」っと聞かれたり、その意味を主人公自身が考えたりします。
中盤では旅は人生に似ている。人生は子供から大人になるにつれて物事に対する好奇心がなくなってくるが、長く旅をすると同じでどこに旅をしていてもワクワクしなくなってくる。っと言った結論を自分の中で出します。
しかし、その考えもどんどん変わって最終のスペイン、ポルトガル、フランスは明らかに楽しんでいる事が文脈からわかる主人公がいます。
最終的に旅を終わらせたくないと感じながら旅をしている様なそんな風にすら感じます。確かに何か終わる、何かが最後になると人間というのは急にそれが愛おしく感じるものだなと自分でも経験があります。
結局そういった事もあって最終巻6巻で主人公はおもしろい行動を起すことに。
それは是非ご自身の目でお確かめください。私は「えぇぇぇぇぇwwwwww」っと家の中で叫びました。
<「深夜特急」読むならKindleがおすすめ!>
個人的には私自身が電子書籍、Kindleフリークという事もあってKindleで「深夜特急」を読む事をおすすめします。
こういった紀行小説というのは旅をしている時にでもフラッと読みたくなるものですし、いつでもスマホ1つあれば、持ち運び便利なKindle Paperwhite1つあれば全6巻読む事できるという事でも便利です。
また、普通に買うよりも安く手に入りますので、ぶっちゃけ私の中では2013年2月現在Kindleストアにある小説の中で1番おもしろいと思う「深夜特急」。おすすめです!!
こんにちは
キースです^^
今日の記事を読ませていただいて、沢木さんの本をぜひ読んで見たくなりました^^
今後も記事楽しみにしております☆