SEOの基本!Google公式検索エンジンスターターガイドのまとめ

google

Googleの公式であるエンジンスターターガイドなるドキュメントをご存知でしょうか。

私もWebに何かを発信すようになったのはこのブログを開設した2012年の5月からなのですが、その頃はこんなドキュメントがあった事なんて全く知りませんでした。

しかしこのドキュメントはブログなり、ECサイトなり、企業の公式ページなりWebを通して何かを発信する方であれば一度は目を通しておいた方が良い資料と言えるでしょう。良い事か悪い事かはさておき現在の私のブログで言えば約8割近くの読者がGoogleからの検索でこのブログに辿りついています。それを増やしていく方法をGoogle側から提供してくれているのですから。

ただ書いているだけでは読者は右肩上がりには上がってはいきません。もちろんSEOばかりを気にしてGoogleに向けて書く事は論外ですが、インデックスされやすい様にSEOを意識しつつ、質の高い記事を読者に向けて書くという事が大切になります。

SEOはランキングで1位を取る事ではありません。

私もまだまだSEOという概念を知って勉強し始めてから2、3年しか経っていませんが、最低限のSEOは絶対に必要なものだと思っています。

その最低限のSEOとは私は「Googleに存在を知らせる事」「どんなコンテンツであるかを提示する事」なんだと思っています。Googleはもちろん放っておいてもある程度はインデックスしてくれます。しかし、こちらから能動的にどんなコンテンツであるのかという事をGoogle側へ分かりやすく伝える事、そうする事によって読者に対しても分かりやすくなる事が大事だと思っています。

今回はGoogle公式の検索エンジンスターターガイドを読んで、備忘録として纏めておきます。私はこのブログをWordPressで運用しているので、多少WordPress向きの視点になるかと思いますが、上記の通りWebで何かを発信する方には誰にでも大事な事だと思いますので参考になれば幸いです。

Google公式検索エンジンスターターガイドまとめ!SEOととしてやるべき12の事

SEO

Google公式検索エンジンスターターガイドを読んで大切だと思った事を以下の通り12に纏めます。

  1. ページタイトルを適切に、簡潔に、わかりやすく記述する
  2. descriptionメタタグを正確に記述する
  3. URL構造をシンプルにする
  4. ナビゲーションをわかりやすく、そしてテキストを使う
  5. 読者に向けて、読みやすい文章で質の高いコンテンツを提供する
  6. アンカーテキストは正確に書く
  7. 画像設定を正確に行う
  8. 見出しタグを正確に使う
  9. クロールされたくないページを効果的に設定する
  10. リンクにnofollow属性を活用する
  11. 正しい方法でWebページを宣伝する
  12. Webサイトの運営を助ける便利なツールを最大限に活用する

1.ページタイトルを適切に、簡潔に、わかりやすく記述する

HTMLにはtitleタグがあります。titleタグは非常に重要です。読者はまず最初にタイトルで読むか読まないかを決定します。もちろんtitleタグに書かれた内容はGoogleとしても非常に重要視します。

基本titleタグで設定したテキストが検索エンジンの結果に表示されます。以下のように。

titleタグ

その為、読者が調べたい事、困った事を検索した時にそこに表示されるtitleタグの内容が、読者の知りたい事に答えてくれそうであれば、クリックされる可能性も上がります。というかクリックします。私ならそうします。

またページが複数あるサイトの場合には全てのページのタイトルを同じにする事なく、ユニークなタイトルを付ける事が重要です。このページは何について書かれているという事を簡潔にわかりやすく記述するのです。

なぜ簡潔かというとタイトルが長すぎると検索結果に内容が乗り切らないからです。

titleタグ2
イメージとしては30文字以内には収めた方が良いでしょう。でないと検索結果に全文表示されずに悲しい気持ちになりますし、何より読者にとってわかりづらいのです。

2.descriptionメタタグを正確に記述する

HTMLのdescriptionメタタグも正しく設定する事で、より読者に向けて何を書かれているページなのかという事を分かりやすく提示できます。

descriptionメタタグで記述された内容は、検索結果ではタイトルの下に表示されます。又、120文字程であれば全文表示するので多少説明的な文章を書く事ができます。

descriptionメタタグ

正しく記述すれば読者に対してタイトル以上にどんな事が記述されたページなのかを明確に伝える事ができます。又、descriptionメタタグにキーワードばかり羅列するとか全文コピーして貼り付けるとか、「SEOについて」とか短文を書くのはいけません。特にキーワード羅列なんかはスパム扱いされる可能性もありますし、何より読者にとって不愉快だからです。

WordPressであればSEOの超有名プラグインAll in One SEO Packを活用すればdescriptionメタタグを簡単に設定できます。

プラグインをインストールし有効後に、記事の投稿画面下部にあるDescriptionの箇所にテキストを設定すればOKです。

3.URL構造をシンプルにする

シンプルなURL構造は読者にとってもGoogleにとっても、親切な作りとなります。URLにページのキーワードが含まれていればどんな内容が書かれたページなのか分かりやすくなるからです(私はこのブログを始めた時にパーマリンク設定を数字ベースにしちゃって、それからまだ修正していないのですが、、、)。

しかしだからといってキーワードを詰め込めすぎたURLでは分かりにくくなるので、あくまで簡潔である事が重要です。

また読者が今どこにいるのかを分かりやすくする為にも、階層を…/dir1/dir2/dir3/dir4/dir5/dir6/dir7/seo-commentary.htmlのように深くしすぎない事も重要です。

もしも何かしらの理由によって同様のコンテンツが記述されたページが重複する様であれば、301リダイレクトの設定を行なって1つのリンクに集約するべきです。

4.ナビゲーションをわかりやすく、そしてテキストを使う

ナビゲーションは分かりやすく設定する必要があります。

読者も検索エンジンも今自分がどこにいるのかが分かりやすくなっていればサイトの巡回もしやすくなるし、他の付随したページを読もうという気になります。

例えばパンくずリストを設定して上げる事も良い手法です。パンくずリストがあれば今自分がどこにいるのかが読者は分かりやすくなります。

又、読者向けのサイトマップを作る事も重要ですし、XMLサイトマップを作成する事によって検索エンジンへ全てのページを見つける手助けとなります。

WordPressの場合ならプラグインのGoogle XML Sitemapsを活用すれば、簡単にXMLサイトマップが作成できます。

そして多くのWebページにはナビゲーションバーがあるはずです。だってあった方が絶対見やすいですしね。ナビゲーションバーとは私のブログのPC表示でいえば、コレ。

nav

ナビゲーションバーをテキストで設定する事も重要です。ナビゲーションバーは本で言えば目次のような役目をする大切な要素です。テキストで設定してあげれば検索エンジンはクロールしやすいし、FlashやJavascriptで作成してしまうと非対応の機器、ブラウザからアクセスした場合、ナビゲーションバーが意味をなさないからです。

また、存在しないページを示す404エラーページにもトップページに戻れるリンクを用意すると読者に対して親切です。恐らくWordPressでブログを運営している方は特に変更を加えていなければトップページへのリンクがあるとは思いますが。

5.読者に向けて、読みやすい文章で質の高いコンテンツを提供する

SEOではよくコンテンツ・イズ・キングと言われます。

結局はどんなにSEOをしっかりやっていても、中にあるコンテンツがの質が薄っぺらかったり、最悪な事にどこかのコピペだったりしたら全く意味がありません。結局はコンテンツがあって、そのコンテンツを正確にGoogleに伝えて評価してもらう事がSEOなのだと私は考えています。

自分だけが分かるようなそんな文章ではもちろんダメです。何かに困った、知りたいという読者がそのページを見て解決できた、わかった!という状態になるそんな分かりやすい文章で書く必要があります。

また、分かりやすく書かれていても、そのコンテンツが古くて使い物にならないようであればまた意味をなしません。新鮮な情報で書き手独自の文章であって、それでいて分かりやすい事が非常に重要となるのです。

又、1つのページに様々な要素を詰め込みすぎずに、1ページに1要素とコンテンツを分けて解説する事もさらに分かりやすくするポイントとなります。

Google Analyticsを活用して、自分の運営するサイトはどんなキーワードで検索されているのかを調べて、その要素を含めた独自のコンテンツを作成するのも良いでしょう。

6.アンカーテキストは正確に書く

アンカーテキストを正確に書く事も非常に重要です。アンカーテキストって何?と思うかもしれませんが、アンカーテキストとはWebブラウジングをしていればよく見るリンクが設定してあるテキストの事です。

このアンカーテキストを説明的で分かりやすく記述する事は、読者にとってもGoogleにとっても分かりやすくなります。

特にブログで言えばプロフィールへのリンクへ「コチラ」とか「ココ」とかそんなアンカーリンクをよく目にしますね。

例えば詳細なプロフィールはコチラをどうぞ!

なんていう書き方。しかし同じでも以下のような表現の方がより親切となります。

詳細はKeikanriのプロフィールをご覧ください!

あとアンカーテキストは基本的にCSSで設定して、色をつけて分かりやすくする事(私のブログで言えばピンクで設定されています)。ホバーした時には色が変化するか下線を付けてホバーした事がわかるようにする事も読者に対して分かりやすい表現となるでしょう。

7.画像設定を正確に行う

画像のファイル名はユニークな名前にして、さらにaltタグを設定してあげる事でよりユーザーにとってもGoogleにとっても分かりやすい表現となります。altタグは画像が表示されない時に代わりに表示するテキストを設定するタグです。

検索エンジンはそのページに設定してある画像を見て、それが何の画像であるかという事は理解できません。なのでファイル名やaltタグからその画像がどんな画像であるかをある程度判断できるというわけです

「おい、もうこのブログには100ページもあって1つ1つにそんな設定入れてらんねーよ!!」ってあなた。私もこれが重要って知った時には既に500記事くらいありました。

もしあなたのブログがWordPressであるのならば、プラグインのSEO Friendly Imagesが自動的にいい感じにその辺設定してくれるのでおすすめです。

8.見出しタグを正確に使う

見出しタグを正確に使う事も大切です。見出しタグとは一番重要なh1タグから重要度の一番低いh6タグまで6種類の見出しタグがあります。

この見出しタグは大体は通常のテキスト表示とは違う表示となり、また大きく表示される事が普通です。その為、効果的に使用すれば読者としては読んでいる時にわかりやすく、またGoogleはtitleタグの次に見出しタグを重要視するとも言われています。

効果的に見出しタグを設定する事で、このページにはどんな事が書かれているのかという事が読者にもGoogleにも分かりやすくなるのです。

9.クロールされたくないページを効果的に設定する

WordPressでブログを運営している場合、1つの記事を作成すると他にも多数のページが自動的に出来上がります。

例えばその記事を作成した時にカテゴリーを新たに設定すれば、そのカテゴリーページが。同様に新たにタグを設定すればそのタグページが。そしてその記事が11記事目だったとして、1ページ10記事ずつ表示していれば2ページ目が新たに作成されます。

基本的にそういった似たようなページが無数に存在します。そういったページはコンテンツとしても大したものではないのでGoogle側にクロールしてほしくないページとなります。

その対応のやり方としてはWebサイトのルートディレクトリにrobots.txtを設置して、そこに設定を記述する。もしくはrobotsメタタグに記述する方法があります。

WordPressの場合には上記でも紹介したプラグインAll in One SEO Packで簡単にrobotsメタタグに設定が入れられるのでやっぱり超絶おすすめなのです。

10.リンクにnofollow属性を活用する

リンクを設定する時にrelタグに対してnofollow属性を追加する事で、Google側へそのリンクを辿らない、そのリンクへ評価を渡さないという事を設定できます。

例えばコメントにリンク付きのスパムコメントが大量に投稿された時には、そのリンクがある故に自分のブログの評価が下がるなんて事になりかねません。嫌ですよね。もちろん私は絶対嫌です。

その為、特にコメント欄のリンクにはnofollow属性を設定しておく方が良いでしょう。

また、WordPressの場合には確かWordPressインストールをすると同時にインストールされる強力なスパムコメント対策プラグインAkismetがあるはずなので、正しく設定してあげる事で迷惑なスパムコメントを防ぐ事ができます。

ちなみに私のブログで言えば、今まで1000件近くのスパムコメントをこのプラグインが排除してくれています。

11.正しい方法でWebページを宣伝する

ブログで言えばコンテンツさえしっかりしていれば、どんどん書けば検索からの流入はある程度右肩上がりで増えていきます。それはそれはゆっくりだったりしますが、3年近く運営している私としてもそれは実感しています。

確かにスパム的なブラックSEOで一気にGoogleからの流入が下がったりしない限りは。

しかし他にも自分のブログやWebページを宣伝する方法はたくさんあります。FacebookやGoogle+やTwitterといったSNSを使った宣伝方法。

または実際にオフラインで出会って名刺を配る、存在を知らせる。なんて方法もあります。

店舗であるならばチラシやポスターでWebサイトを宣伝する事もできます。また同じく実店舗の場合であれば、Googleプレイスに登録する事もおすすめです。

12.Webサイトの運営を助ける便利なツールを最大限に活用する

どんどんページを増やす事も大切ですが自分のWebページ、ブログは何について検索されているのか。またどんなサイトからリンクされているのか。XMLサイトマップは正しくアップロードされているのか。といった事を分析、運用する事も大切です。

それを実現するのに特にGoogleから提供されている以下2つのツールは非常に強力で便利です。

ウェブマスターツール
Google Analytics

ウェブマスターツールはクロールの状況や、XMLサイトマップがアップロードできるHTMLの改善情報を始めとした様々な情報が閲覧できる便利ツールです。

又、Google Analyticsはアクセス解析の定番なので、自分の運営するサイトがどのようにアクセスされているのかがマルっと分かるのでこれもまた便利なツールです。

また、ページの表示スピードはアクセスにかなり影響すると言われています。そのスピードを評価してくれて改善方法も提示してくれるこれまたGoogle提供のツールPageSpeed Insightsも個人的はおすすめです。

最低限のSEOをしっかりやって、独自コンテンツをたくさん作成する

SEOまとめ

SEOはかけ算だと読んだ事があります。確かにそうだと私も実感しています。

小さな事をコツコツと続けていく事で少しずつパワーを発揮するものだと思います。上記の方法は今後何があっても基本は変わらないSEOの基本だと思っています。

しかし何だかんだいっても結局はコンテンツが優れている事が最重要です。

だって自分が読者であればわかる事ですが、自分の知りたい事が分かりやすく書いてあるサイトが一番いいじゃないですか。逆にランキングの上位にいるのに読んでも解決しなかったってページなら意味はないのです。

なので上記全て重要ではありますが、5.読者に向けて、読みやすい文章で質の高いコンテンツを提供するは特に重要な事です。

ブログで言えば基本となるSEO対策はしっかりと設定して、どんどん好きな(それでいて読み手に意味のある事)をどんどん書いていきましょう!

参考:Google検索エンジンスターターガイド

↓ SEOの基礎が学べる名著。とりあえずこれだけ読んどきゃOKみたいな本

↓ 個人的に凄いわかりやすかったSEO本。

↓ ハードボイルドな内容でSEOが学べちゃう良い本。漫画のような作りでスラスラ読めて最高に面白い!

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