Google Analyticsで直帰率があまりに低い人は多分トラッキングコードが2つ記述されてる

Google analyticsのレポートを作っている時に話をしていると友人から、「え?直帰率70%って高くね?」と言われました。

何を言っているんだ直帰率70%なんてある程度PVがあるサイトなら結構普通だし、むしろちょっとがんばっている方だわ。と伝えました。彼は本業がデザイナーなのであまりGoogle Analyticsに関して熟知していないのです。

そしたらさらにこう言ってきました。「俺が運営してるブログ直帰率1%だよ」と。おい、嘘だろ。この地球上にあるサイトで直帰率が1%を実現しているサイトなんてあるのか?どうやってやったんだ!そのテクニックを教えろよ!とも思ったのですが、「んなわけねーだろ」と1秒でわかったので彼のサイトのAnalyticsを見てみることにしました。彼のAnalyticsは私に共有してくれているのです。

そうすると本当に1ヶ月分の直帰率が1.22%でした。なお情報を公開することは彼に許可をもらっています。

実際の数字を見た瞬間わかりました。そして彼に伝えました。

「うん、これ多分トラッキングコード2重に計上しているよ。」

トラッキングコードを2重計上している直帰率がめちゃくちゃ低くなる

トラッキングコードが2つ記述されていると、直帰率はめちゃくちゃ低くなります。これは素人がやりがちなミスですし、わりとWebに精通している人でもやってしまうミスです。

例えばWordPressでブログを運営している場合だと、直接ヘッダーに自分でトラッキングコードを埋め込む方法もありますし、All in one seoなどのプラグインで設定として埋め込む方法もあります。そして機能が豊富なテーマによってはテーマ設定内にトラッキングコードを記述できる場合もあります。

例えばプラグインでもトラッキングコードを設定して、テーマでもトラッキングコードを設定していればトラッキングが2重で記述されている状態となります。なお友人の場合にはテーマにトラッキングコードを記述する専用の設定欄がありそこに記述していたにも関わらず、ヘッダーの追記記述欄にもトラッキングコードを記述していることが原因でした。

なお何故トラッキングコードを2重に記述されていると直帰率がめちゃくちゃ低くなるのかですが、1回のアクセスで同じセッションがコンマ何秒の間ですが2回計上するからだと思わます。なので直帰率は0%なのです。

彼の場合、片方のトラッキングコードはログイン時に省く設定になっていたので、ログイン時で1ページしかアクセスしてないセッションがその1.22%であったのだと推測だれます。

トラッキングコードが2重に計上しているかチェックする方法

念のため、トラッキングコートが2つ記述されているかどうかのチェック方法を書きます。

GoogleのTag Assistantで調べる方法も恐らくあるのですが、もっと古典的な方法です。しかし確実です。なおWordPressではログイン時にトラッキングを計上しない設定もあるので、以下の方法は念のためブラウザのシークレットモードで実行する方が確実です。

ちなみにほぼ全てのブラウザで実行可能な調査方法ですが、今回はChromeで実行しているチェック方法です。

まずは対象のページ上で右クリック(画像の上とかはダメです、テキスト上で行なってください)⇒「ページのソースを表示」を実行します。

Windowsであれば「Ctrl+F」もしくはChromeのメニューから検索を実行します。そして文字列「UA-」検索を実行します。すると以下のようなscriptを確認できます。そうですこいつがトラッキングコードです。

「UA-xxxxxxxx-1」のようにトラッキングIDが記述されているはずです。

このトラッキングコードが1ページで2回記述されている場合は2重に計上されています。するとGoogle Analytics上で正しい数字が確認できないので、設定を見直して片方の記述を削除しておきましょう。

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