フリーを目指して、そして何すればいいかわからなくなって、私はWebプログラマーになった

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photo credit: slworking2 via photopin cc

このブログが出来た当初から見てくれている方にとっては懐かしい事かもしれませんが、このブログは私が「好きな事して生きてやろう!」と決心したその日から作られたブログです。

同時にそれまで勤めていた会社を辞める事を決意した時でもありました。

当時の私はどんどんつまらなくなっていく自分自身の人生に嫌気が差して、昔みたいに毎日が楽しかった日々を自分の力でいっちょ取り戻してやろうって思ったわけです。以下の記事はその頃の自分の気持ちを思い出す、自分によって大切な記事です。

参考:私に起きた人生の転機。どうやって私は光を取り戻したのか

実際にはその行動は人から見れば失敗に終わっているかもしれませんし、成功に見えるかもしれません。実際に私は今フリーではなく、前と同じように1つの会社で働いています。

業務の内容は違えどサラリーマンとして今生きているのです。ちょっとその辺の事を振り返りながら、書いて、そして同時に自分自身の考えもまとめていこうと思います。

フリーを目指してつまらなかった会社を辞めた

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photo credit: striatic via photopin cc

私は2006年にある金融系のIT企業に入社しました。資本金は数十億だし、社員は数千人いるし、私自身が係わっていたシステムも誰だって知っているような企業やシステムばかり。かなり大手のIT企業です。

別に私は安定が嫌いじゃないし、有給たくさん使える環境だって好きだったし、17時代の定時で帰れる事も良かった。人間関係だって取り立てて不満はなかった。でもある事が決定的に欠けていました。

業務が果てしなくつまらなかった。

もともと興味があって入社した会社ではなかったし、専門学校の推薦で運良く入社できただけ。実際に業務を毎日していても面白いと感じる事が、勤めていた約7年間であったか思い出す事ができません。

だから私はとりあえずフリーを目指してつまらなかった会社を辞めました。別にどうやってお金を稼ぐとかは考えていなかったし、どうにかなるさという考え。とえあえずつまらない環境から抜け出したかったのです。

友人と2人で起死回生を目指したが失敗に終わった

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photo credit: Rsms via photopin cc

それからは1人でどうにかもがいたけど、1人で生きていく方法なんてわからない。ある時同じようにもがいていた私と境遇を同じくする友人と手を組みました。そう、ともに人生を変えてやろうって気持ちを同じくして一緒に会社を辞めた小学生からの幼馴染です。

彼は今ではフリーとして立派に生きていますが、この頃は強がって気を張っていて、はっきり言ってしまうとこの頃の私と彼はどこかで「少し違うな。今までのただ単に仲よかった頃の2人じゃなくて、何か歯車がズレているな」という気がしていました。多分彼もしていたと思います。

それから一緒に組んで毎日彼と同じ場所で作業を繰り返して、2人でビジネスモデルを考えて、少しずつ少しずつ立て直してきました。

でも私は途中で彼と一緒にいる事が嫌になってしまったのです。

その頃は何が嫌だったのかよくわかっていなかったけど、今ではなんかわかります。

「私は彼がどんどん先に進んでいくのが凄く悔しくて嫌だったのです。」

その後彼とは半年だったかそれくらい一度も合わなかったけど、ある時に焼肉を食べながら2人で話し合いました。その時彼から

「俺は正直に話すとあの頃KeiKanri1人が成功してしまうのを死ぬ程恐れていた」

と言われて、ハッとしました。本当は手を組むべき時に2人はお互いを深層では敵視していた事に気づいたわけです。

今では月に1回は彼と焼肉に行くし、サバゲーにも行くし、私としては何か2人で(もちろん誰かを巻き込んだっていい)何か面白い事ができたらいいなと思っています。今成長した2人だったら何か面白い事はできるんじゃないかなぁと私は考えています。少なくとも9歳の頃から知り合いで、20年近く一緒にいた中の半年の仲違いなんて大した事はない。と思っています。

彼もそんな事を以前言っていたし(彼は酔っていたし本心かはわからないけれど)、もっと具体的に話を詰めていこうかな。と考えています。

生きる為に自分ができる事で楽しそうな仕事を選んだ

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photo credit: slworking2 via photopin cc

話を私に戻しましょう。

私はその頃いくらかのお金を稼ぐことは出来ても、決して1人で生きていく事はできない状態に陥りました。いや別に実家に戻っていたし、何もしなくても死ぬという事はありませんでしたが。

そんなある時に

「まずはサラリーマンに戻って、自分の好きな事で稼ぐ手段は少しずつそこで養っていこう。そしてその手段の成長の手助けとなる仕事にしよう」

と決めました。そして私は3つの会社を受けました。自分が好きだと思う事がやれるだろうと思ったそれぞれ3つの会社を。

1つは小さいけれど知っている人には超有名なアウトドア企業。そこは面接で落ちました。もう1つはブログを書いている事が楽しかったので、ライターとしての応募。そこは事前の試験で落ちました。

そしてもう1つは凄く小さい会社ではあるけれど、Web開発に関する事であれば1から10まで学ぶ事ができる会社。その会社では私が今までやってきたこのブログについてもかなり評価をしてくれて、3回に及ぶ面接で徹底的に話し合って、私はその会社に入社しました。

そこでは主にWebプログラマーとして働きながら、同時にディレクションやサーバー構築やDB構築などインフラ的な仕事も自分でやらなくてはならず、Web開発に関する事を毎日学ぶ事ができます。

5人もいない小さな会社ですが、良い環境です。

それでも私は「自分が楽しい」を軸に生きていくし、生きていきたい

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photo credit: Lotus Carroll via photopin cc

今はWeb開発の仕事がある程度楽しいと思っているし、自分の糧になると思っていて毎日新しい事を学べる環境についていると思っています。

でも私は半年程Web開発をやってきて、まだまだ自分がこの仕事に合っているのかもわかっていないし、全く理解できずにめちゃくちゃ落ち込む事もあります(見た目に似合わず私はナイーブなのですよあなた)。

最近はちょっとブログ関係の仕事も会社としてやり始めていて、多分自分はWeb開発で新しい事を作る事よりも、

システムを運用していってそこに変化や修正を加えて、その効果を見る事が好き。所謂運用が好き。

なのだとも感じています。元々7年勤めていた会社ではシステム運用をやっていてそれは死ぬほどつまらなかったのに、Webの運用はスゴイ好きなのも変な話だなと感じていますが。

しかし、運用の為に開発を知る事は大事だと思っていますし、今はWeb開発にも少し楽しさを感じているのでまだまだ続けていくつもりです。

私が向こう見ずに会社を辞めて、今こうして生きているけれど、一番良かった事は「自分の嫌な事から逃げ出してもどうにか生きていけるもんだと思った事」

だからこれからも私は「自分が楽しい」を軸に生きていくし、生きていきたいと強く思っています。つまらないなと感じたら多分私はすぱっと辞めてしまうだろうと思う。でも自分はそれでもいいと思っています。

好きな事して生きていないで何が楽しいのかと思うのです。

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