血液検査の結果で血小板が足りなかったら、「偽性血小板減少症」を疑ってみよう!

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photo credit: jaubele1 via photopin cc

私は世界でも類を見ない注射嫌いです。

そもそも注射が好きな人は相当な変態以外いないと思いますが、その辺の人とはレベルが違う程に注射が嫌いです。というよりも針が嫌いです。故に蜂は世界で一番キライな部類に入る生き物です。しかしハリネズミを飼っています。不思議なものです。

脱線しましたが、注射をするタイミングとして比較的多いのが血液検査ではないでしょうか。サラリーマンであれば1年に1回健康診断で血液検査をする方も多いでしょう。尚、私は嫌すぎて一度断った事がありますが。

そんな血液検査の結果で、

血小板が異常に少ない

と判断された方は「偽性血小板減少症」を疑ってみるといいでしょう。だって私がそうなんだから。

この病気、健康には全く問題ありませんが血液検査や手術の前に結構面倒な事が起きます。又、友人の医者に聞いた所、生死に影響がない病気の為に議題に上がるような事なく、知らない医者や看護師の方もいらっしゃるようです。

私は医学的な知識がないので、もしかしたら細かい部分間違えているかもしれませんが、私がこの病気に気づいた経緯と、何が面倒くさいかご紹介します。

「偽性血小板減少症」とは

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photo credit: CarbonNYC via photopin cc

以下のページに詳しく説明がなされていますが、

偽性血小板減少症(EDTA依存性偽性血小板減少症)

簡単に説明すると血液検査に使うEDTAという薬品に血小板が反応して血小板自身がくっついてしまい、くっついてしまった血小板郡を1つと計算してしまうので、実際には血小板が足りているのに足りていないという検査結果が出るという事でした。

EDTAにつけておけばつけておく程、どんどん血小板がくっついていってしまうので、採取してすぐに検査にかければ正常な値が出る様です。しかし採取して数時間放っておいて、後に検査にかけると血小板が異常に少ないという結果が出てしまうのです。

しかし、実際に体の中の血小板は足りているので何ら問題はございません。

尚、私は診断された2010年頃では原因は分かっていないという事でした。

「偽性血小板減少症」に気づいた経緯

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photo credit: Rishi S via photopin cc

最初に違和感があったのは高校3年生の時に、足の腓骨を骨折してボルトで繋げる手術をする前でした。

全身麻酔をして、足を切ってボルトで繋げるという事で、手術前にアレルギーの検査やら何やらでよく分かりませんがたくさん注射をしました。その中で血液検査も行いました。

しかし、その後すぐに

「柬理さん、血小板の結果がおかしいので再度血液採取させてください」

と看護師さんに言われ、また注射かい!!と脳内でツッコミました。なんという事でしょう。2度あることは3度ある。その後同じく血小板の結果がおかしいという事でまたまた採取する事になり、1日で3回血液検査をしてokとなり、手術となりました。

その後数年経って以前勤めていた会社の血液検査の結果、あまりに血小板が少ない結果が出たという事で産業医から呼び出しをくらい、血液内科の有名な先生を紹介して頂き精密な検査を行いました。

その結果、「偽性血小板減少症」であるという事がわかったのです。

まぁ健康には全く問題がないのであまり気にする事ではありません。

「偽性血小板減少症」のココが面倒くさい

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photo credit: MarioMancuso via photopin cc

健康には問題ない。

が、面倒くさい事があるのが「偽性血小板減少症」です。

健康診断や血液検査をする際、事前にその病院がEDTAを使っているかどうかをチェックしなくてはいけないのです。EDTAを使っている場合には、代用品であるクエン酸ナトリウムやヘパリンなどを使って検査してもらう様にお願いしなくてはいけないのです。

又、看護師さんの場合、この病気を知らない方もいるのでまずどういった状況か説明して、準備して頂くという面倒な手順も必要となります。

しかし、これを怠ると血小板が異常に少ない結果が出てしまう可能性が高く、再検査になったりするので仕方がありません。

なのでもし普段血が固まらないなんて事全くないのに、血液検査では異常に血小板が少ないという方は一度血液内科などで検査してみては如何でしょうか。

もしかしたら「偽性血小板減少症」かもしれません。

大丈夫!若干面倒ですが健康には全く問題ありません。

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