サーバーが落ちた時にAMP対応してると結構助かるという話

先日このブログが動いているWpxサーバーが結構長いこと停止しました。

サーバーは停止しないのがもちろん1番なのですが、どんなに二重化やフォールトトレランスな対策を行なっていても年に1回や数回は停止してしまうことが普通です。私は金融業界に以前いましたが生活のインフラである金融システム・クレジットカードシステムですら年間稼働率100%なんてことはそうそうありえないのですから。

なので重要なのは最悪停止し続けてしまう前に、復旧不可能になってしまう前にバックアップを定期的にサーバー以外の別の場所に取得しておくことが重要です。WordPressの場合にはファイル全量とデータベースもバックアップを取っておく必要があります。別にデータを毎日ディスクに保存してオフライン環境で持っておけとは言いませんが、自分のDropboxや別サーバーに置いておけばいいでしょう。

バックアップをとっておこうがいざサーバーが停止するとブログはその時間帯表示されません。サーバーが仕事していないのだから当たり前です。でもアクセス解析をリアルタイムで見てみると何故かアクセスが結構な数ありました。

なんでだろうと考えてみると答えはAMPです。これ実は結構大きなAMPのメリットなんじゃないかと思うのでまとめておきます。

AMPって何?

AMPとはAccelerated Mobile Pages Project (AMP Project)が正式名称で、GoogleとTwitterが共同開発しているモバイルページを高速で表示する仕組みです。

AMPの公式サイトもあります。そして以下の記事でWordPressをAMP化する際の詳細な手順を記述しました。

WordPressサイトをAMP化する4つの手順まとめ|Keikanri

AMPページは通常のHTMLやjavaScriptが利用できず、AMP HTMLやAMP JSを活用して作り込まなくてはいけません。これが結構面倒ですがちゃんとGoogleからAMP化のテストツールも公開されているので、それでエラーがなくなるまで作り込めばいいだけです。

正確にAMP化されたモバイルページはGoogle側でキャッシュ化してくれるので、本当にストレスなく一瞬でモバイルページを表示してくれます。またGoogleが公式にシグナルとして使っていることは明言していなかったと思いますが、SEO的にも良いのでは。という見方もあります。しかしユーザー的な目線で見ても、基本的なサイトはモバイルからのアクセスが中心のはずですので、AMPを導入するのはとても良い方法と言えます。

AMPはGoogle側でキャッシュしてくれるのでサーバーが落ちていても表示される

結果から書くとAMP化されている場合、モバイルからのアクセスであればGoogle側でキャッシュしてくれているのでサーバー関係なくAMPページを返してくれます。

理由はサーバーへの要求が発生することなく、Google側のキャッシュでモバイルページが完全に表示されるためです。

その為実際のところあまりあってほしくはないですが、サーバーが落ちていてもサーバーのレスポンスが悪くてもGoogleが生きていればある程度のモバイルからのアクセスを確保することができます。

モバイルが激速になる。AMP対応していることが明確になって、SEO的に優遇される可能性があるかもしれない。というメリットがありましたが、このサーバーが停止してもある程度のモバイルアクセスを確保できるというのはAMPの大きなメリットと言えるかもしれません。

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