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将棋にはじめて触れたのは小学校5年生頃でした。
何で興味を持ったんのかは覚えていませんが、親父に将棋のルールを教えてもらってその日から親父が会社から帰ってきたら対局して楽しでいました。
又、それから小学校でも少しばかり流行って友人達とも遊びながら対局しましたし、キャンプ場でも親父とマグネットの将棋盤を買って遊びました。
親父に勝てる様になったあたりで徐々に興味がなくなって、全く打たなくなったそんな気がします。
それから小学校の頃はあまり将棋で遊ばなかったけれど、二十歳を超えた頃から途端に話すようになった友人が小学校から今まで20年以上毎週NHKの将棋をビデオに撮り、詰将棋を趣味とし、千駄ヶ谷の将棋会館にもたまに行くような将棋マニアであった為、彼から将棋、というよりも棋士について色々と話を聞かされました。
将棋よりも、まず棋士に興味を持つ
彼から升田幸三、阪田三吉、大山康晴、米長邦雄、中川大輔、羽生善治といった棋士の逸話に触れる事によって、私は将棋は強くないけれど棋士を知る事によって将棋にどんどん興味が出てきたのです。
将棋を見てもそこまでよくわからない事も多いけれど、棋士が好き。
歴史が好きな方だってまず個性豊かな武将に興味を持つ事から入るのではないでしょうか。NBAが好きになった人も最初はマイケル・ジョーダンやレブロン・ジェイムスといったスター選手に興味を持ったのはないでしょうか。
プロ棋士にも
- 二歩(将棋超初歩のルール)で負ける
- 1日200本ものタバコを吸う
- チェスでも日本で1番強い
- カレーばっか食べる
- 天ぷらばっか食べる、うなぎの時期もある
- 対局中はちみつを吸い出す
という変なエピソードをもった個性豊かな棋士はたくさいいます。
そんな個性豊かな棋士から将棋に興味を持ってみては如何でしょうか。私もそうだったし。
そんな個性豊かな棋士を超個性豊かな棋士が紹介する名著
そんな棋士に興味を持つ事に最適な本を最近読みました。
将棋会でも屈指の変人として有名な「ひふみん」こと加藤一二三さんによる著書「将棋名人血風録 奇人・変人・超人
」。将棋のタイトルでも屈指の歴史を持ち、80年近い歴史の中で過去12人しか存在しない名人を勝ち取った事がある棋士にフォーカスを当てた本です。
加藤一二三さんは歴代の名人全てと対局した事がある唯一のプロ棋士であり、実際に対局した方だからこそ語る事のできる面白いエピソードが満載でこれまた面白い。
又、普段の解説では天才であるあまりか、何言ってるかわかんねー状態になる事のある加藤一二三さんですが、本では非常にわかりやすく、将棋を理解していなくともかなり分かりやすく書かれており、将棋に興味を持ちたい人にはまず良い1冊かと思っております。変な脱線は多分にございますが。
タイトル通り棋士の奇人・変人・超人ぶりが漏れな事無く書かれ、読んでいてニヤニヤしてしまう事必死。
まずはこういった棋士から将棋に興味ももってみてはどうでしょう。
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