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こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。
『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』
どんだけ長いタイトルなんだ!!しかも表紙も良く意味がわからんし!
・・・ん?あぁこれですよ。これこれ。五百田達成氏と堀田秀吾氏の共著
『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』
凄い長いタイトルだと思いませんか!?著者自身も覚えていないのではないか!?と疑う程です。
しかし!!
内容は非常に面白く、本当に密度の濃い内容の本でした。
ここに書評を書かせて頂きます。
<気づけば孤独になっているあなた!ここに朗報あり!!>
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仲の良い友達とはペラペラと流暢な日本語を駆使して、時にはユーモアを加えて話をする。
しかし、初対面の人とは何を話して良いかわからず、”気まずい沈黙”が続いてしまう。
もしくは、
何人かの方々が集まる場で知り合いと喋っていて、その知り合いがトイレなり、他の人と喋りに行ってしまう。そうなった自分は他の人に声をかける事もできず、料理と酒を孤独に飲み食い。
・・・・えぇ私です。
まさしく私はこんな感じです。
小学校から中学校に上がった時も、他の小学校から来る人は1人もおらず、99%が同じメンバーであり(普通の市立なのに!!)、友達の作り方を若くして学ばなかった事が原因かどうかは定かではありませんが、本当にまさしく私はこんな感じなんです。
そんな時にこの本は冒頭で私にキツイ一発を与えてくれました。
「結局それはお前の心が冷めているだけだ」
っと。いやぁお手厳しい。しかし、その後すぐに飴をくれます。ここで私はこの本に胸キュンした訳です。
「しかし、そうならない様にする行動は誰でも必ずできる。誰もがやっていないだけで」
くぅ!!早く教えてくれ!その方法を!!
<自分の心を冷めさせない。そして相手も冷めさせないコミュニケーションの5つの心得>
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この本では全47の心理学、脳科学を応用したテクニックが紹介されています。
ここでその全47テクニックを全て紹介すれば、「本買え!!」っという感じですので、大きく5つの心得として要約してご紹介させて頂きます。
その5つの心得とは以下の通りです。
1.冷めた心に火を灯せ
2.ゼロから信頼を築く
3.人間関係で悩まない
4.人を本気にさせてみろ
5.打たれ強くなれ
では1つ1つご紹介します。
1.冷めた心に火を灯せ
冷めた心はどうやって出来てしまうのか。
実はこの「冷める」という事は人間の防衛本能になります。
今の世界は情報に溢れすぎています。全ての情報と関わる事は不可能です。体も頭もパンクしてしまいます。
その為、人間は必要最低限のコニュにケーションで生きているのです。
「エレベーターで乗り合わせた人との会話・・・しない」
「新しいコミュニティーの会話・・・うん、これもしない」
「電車で席を譲るのを躊躇する」
こうやってムダなコニュにケーションは避けて人間は自分を守っています。
しかし!!
これは度が過ぎると
冷めた心
が構築されてしまうのです。
この冷めた心を復活させるには温めてやればいいだけです。
温める方法はレンチンとかそんな想定できるつまらないボケではなく、
人と接する時に「こうあるべきだ」「この人はこうだな」っという固定概念を捨てる事。です。
人間は人生を経験すればする程、初対面で人を判断します。
・太っている
⇒温厚な性格そうだ
・チェックの服をズボンにINして「ござる」って言っている
⇒おたくな人かな
・頬に十字のキズ
⇒あっ!人斬り抜刀歳だな
・小学生なのに蝶ネクタイにフォーマルなスタイル
⇒見た目は子供、頭脳は大人だ!ヤバい事件に巻き込まれる!逃げろ!!
ってなもんです。
この固定概念が人との接触を避けてしまう要因になっています。
見た目と実際には差があるかもしれません。しかし、そのギャップを楽しむくらいが面白いと考えてコミュニケーションを取ってみる。
温かい心をゲットしてください。
2.ゼロから信頼を築く
人間が信頼を築く、仲良くなる事は中々難しいかもしれません。
しかし、1つ言える事は「たくさん接する」事が、仲良くなる為の最も的確な方法かもしれません。
これは
「熟知性の原則」
と言われるもので、その人の事を理解していくと、より好意を持つ事ができるという原則です。
最初は「なんだこいつは、いけ好かない野郎だな」と思っても、何回か話をする事で、「あぁこんな人だったのか。中々おもしろいな」と感じたりする事も経験にあるのではないでしょうか!?
そして相手に興味が出てくれば、会話にも自然と笑顔が生れてきますね。
3.人間関係で悩まない
コミュニケーションで良くある悩みとして
「なんで自分の話が伝わらないのだろう・・・!?」
こんな時は言葉が冗長であったり、逆に言葉が足りなかったり、話が飛んでいて何が何だかわからなくなっていたり。という事が起こっていると考えられます。
そんな時は言語学者グレイス氏が考えた協調の原理を用いましょう
「量の公理」
・・・情報の量は多すぎず少なすぎず、相手の求める事だけ
「質の公理」
・・・嘘や確証のないことは言わない
「関連性の公理」
・・・テーマと関係ない事は話さない
「様態の公理」
・・・はっきり、簡潔に、順序立てて
この原理のどれかが欠けた場合に、上記の様な「なんで自分の話が伝わらないのだろう・・・!?」という問題が起きるといいます。
「なんで自分の話が伝わらないのだろう・・・!?」が起きた時には何かが欠けていなかったかチェックする事をお勧めします。
4.人を本気にさせてみろ
人にやる気を出してもらう事は非常に難しい事ですね。
100%自分でコントロールできる事でないですし。
人にやる気を出してもらうには、その本人の「自信」が大きく影響します。
自信のない人は
「私なんて・・・」と心が冷めてしまっている状態なんです。。
そういう時に最適なテクニックがあります。それは
本人の気づいていない事を気づかせる
っというものです。
まず「自分で気づいていない部分」を本人が気づき、次に簡単な目標を設定して、小さい成功をいくつも積む。
これを繰り返す事で自信が生れます。
まずは相手に対して、
「あなたにはこんな素晴らしい点がある!!あるんだ!!」
っていう事を伝えてあげましょう。
ちなみに私の素晴らしい点も随時受付中です。
5.打たれ強くなれ
最後にメンタルのお話しです。
ここぞ!!という時に成果を発揮できるメンタルというものは何からくるのでしょうか!?
メンタルの強さが最も私達に見えやすく表現されるのは、W杯やオリンピックといった時のアスリート達です。
アスリート達のメンタルの強さの理由はなんでしょうか!?
それはインタビューを見れば明白です。
「会場に見に来てくれたファンのおかげです。」
「チームのメンバーに感謝」
などなど支えてくれる人について述べる事が普通でしょう。
あまり
「うん。俺凄いな。やっぱ」
って人はそうはいません。プロレスラーなんかは除いて。
実はこの強いメンタルにもコミュニケーションがとても必要で、自分を支えてくる人の存在がメンタルを強くします。
ここで1つ面白い話があります。人間のモチベーションの源には「ブラックエンジン」と「ホワイトエンジン」という2種類があります。
「ブラックエンジン」は「失敗したら・・」「ここで決めなきゃ・・・」という恐怖やプレッシャーによる動機。私も学生時代テストの時によく経験しました。
「ブラックエンジン」はどこかで旨くいかない事が発生する恐れがあります。余計なプレッシャーから傲慢になり、知らず知らずに敵をつくりかねません。
次に「ホワイトエンジン」とは「誰々の為に・・・」「感謝の気持ちを込めて」っというものです。
「ホワイトエンジン」は強力です。自分がミスをしても、自分の苦手な事はあの人に手伝ってもらおう!その代わりあの人が苦手なここは自分が手伝おう。という共生の精神が生まれます。
これは良いコミュニケーションを生み、冷めた心などどこかへ行っている事でしょう。
<最後に>
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今回はこの本に記載される少しのテクニックをご紹介したに過ぎません。
この本にはもっともっとたくさんのテクニックが満載です。
とても面白い本です。
是非手にとってみてください。
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