何かを「変革」し、そして問題を「解決」するインパクト思考のススメ


photo credit: leolambertini via photopin cc

こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。

スティーブ・ジョブズ氏マーク・ザッカバーグ氏孫正義氏。

人を強烈に引き付ける革命者です。

彼らの考え方は私の様な一般的な人間とは何かが違います。
行動、言葉に何か強烈なインパクトが宿っています。

彼らの様な革命者の考え方は生まれもった天性のものでしょうか。そう私も思っていました。

しかし私は田中 裕輔氏の著書「インパクト思考」を読む事でそれは神が与えたものではない。という事を理解しました。

彼らには共通して「インパクト思考」という考え方を持っていたのです・・・

<インパクト思考とはなんぞや>

「インパクト思考」は恐らく著者である田中氏が考えた概念だと思われます。
そもそもここでいう”インパクト”とは何者でしょうか?この本ではこう定義があります。

何かを「変革」し、そして問題を「解決」する

っと。これこそがインパクトなのです。

スティーブ・ジョブズ氏はiPhoneやiPadといった先進的な商品でガジェットに対して、ITに対して、そして人間の生活に対して多大なインパクトを。
マーク・ザッカバーグ氏はFacebookでオンラインの人間と人間のつながりに大きなインパクトを。
孫正義氏は日本のそして現在では世界のインフラに多大なインパクトを。
それぞれ与えてきました。

そしてこのインパクトを与える人間は神に選ばれし天性を持った人間ではなく、「インパクトに不要、インパクトの阻害になるものは徹底的に許さない」マインドセットを持つ。いわゆるインパクト思考を持った人間なのです。

「インパクト思考」を図で表すと下記の様になります。
どうすれば収入を増やせるのかといった答えを提示するものではなく、「なぜ働くのか」といった人生のイシュー(重大な問題)に対して自分自身で徹底的に考える事なんです。

<インパクトを思考するWWHの原則>

上記の図に書いた様にある一般的な考え方は「答え」を提示する考え方です。
「どうやったら収入がアップするのか。」といったHowに興味が集まります。

しかしHowだけを追っていては達成の満足感を得る事は永遠に不可能です。
何かを達成する為には、自分自身にゴールを与えてやらなければいけません。

その為にHowの上位にある、なぜそうしたいのかというWhyと、それを達成する為にどうするべきかというWhatが必要になってくるのです。

このWhy→What→Howの考え方は基本的な思考術で著者であり、田中氏はWWHの法則と呼んでいます。

<おもしろいWhyの見つけ方>

この本で1つすごく面白いな。と私が感じた考え方をご紹介します。

通常は上記の図にある通り、Why→What→Howというトップダウンの考え方が一番の近道です。
普通は皆先にWhyを考えに考えぬきます(これが本当に難しい!私もまだまだ明確にならない・・・)

それに対して、この本で紹介される面白い考え方はミドルアップ型といわれるものです。

これは自分の好きなものから最終的にWhyを見つける方法です。
まず昔からサッカーだ好きで好きでしょうがない少年がいたとします。その少年がなりたい職業(WHAT)はサッカー選手でしょう。
その為に強豪校に入学する(How)といった方法があるでしょうか。

晴れてサッカー選手になって彼は「日本を背負って日本をワールドカップ優勝に導く(why)」というインパクトを与えたくなるかもしれません。

このWhyの見つけ方がミドルアップ型です。

<何をインパクトを与えるにもアツさ。熱。>


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そして最後に田中氏がメッセージとして残したのは今までの思考術ではなく、

アツさがなければ始まらない

です。

スティーブ・ジョブズ氏にもマーク・ザッカバーグ氏にも孫正義氏にも「世界を変えてやる!!」と言ったアツさがあります。

いくら頭の中でwhy、what、Howを考えてもそれを実現してやろうというアツさがなければ成し遂げる事はできません。

自分のwhyを愛す、自分のWhatを愛す、自分のHowを愛す。

それがインパクト思考の最も必要な要素なのでしょう。

<最後に>

このインパクト志向。すごく刺激的な本でした。

人生は

・人生のwhyを見つける
・見つけたwhyを達成する為に突き進む

この2つを楽しむ事なのかなと感じました。

この本はすごく読みやすく、上の様な図もすべて本の中に挿入されており、すごくイメージを掴みやすいです。
(今回の図は本の挿入図から色々真似させて頂きました。)

Howの部分にフォーカスを当てる本が多いなかで、徹底的にWhyについて考えさせる本。
凄くおすすめです。

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