【書評】【武器としての決断思考】ディベート脳を鍛えあげて「ブレる考え方」を会得しよう!!

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photo credit: jurvetson via photopin cc

こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。

ブレない事。

とはよく美徳になりやすい価値観かと思われます。

「あの人はブレないね」とか「考え方がブレない」であるとかそういった言葉を人にかける際は、たいがい褒め言葉になるもんです。えぇちなみに私はブレないねなんて言葉を言われた試しがございませんがね。

しかしながら、情報が有り余る、日進月歩で変わっていくこの世界にブレないという事は危険と言えないでしょうか。

誤った固定概念や知識や想いがあり、それを断固の如く継続する事で失敗を長く継続してしまうという事も容易に考えられます。

そんな時に瀧本哲史さんの著書「武器としての決断思考」を読んで、「ブレる人生」の必要性と勘所を学びました。

私は「ブレない人生」ではなく「ブレる人生」を提唱します。

ではその「ブレる人生」とはどのような考え方で何が必要なのか、説明致しましょう。

<ディベート手法による思考の洗い出し>

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photo credit: solcookie via photopin cc

「ブレる人生」とは言っても、何も考えずに表面的な部分だけを見るだけで考える事なしにブレて生きるのは、危険であり早計です。

人生とは大きい小さいはあるにせよ選択の連続です。しかしながらこの選択を自分の頭で考える事なく「楽だから」「そっちの方が良さそうだから」「あの人が言ってたから」「テレビで良いって紹介されてた」といった事で決めてしまう事は意外によくある事です。

もちろんスピードが重要な選択もあるでしょうが、例えば「就職」「転職」「家の購入」といった事など考えに考え抜いて自分で最良の選択を行わなくてはいけない場合が絶対に出てきます。

そんな時に何も考えず決めてしまわない為にも「ディベート」の考え方が必要となってきます。

ディベート脳を鍛え上げていく事で判断すべき事のメリット、デメリットを自分の中で戦わせる事が可能です。この為にもまずは大きな問題の場合にはコレをすべきか、否か。コレとコレどっちにすべきか、否か。といった二者選択の状態へ問題を落とし込む必要も出てきます。

そしてメリットの場合には
・内因性(なんらかの問題があること)
・重要性(その問題が深刻であること)
・解決性(問題がその行動によって解決すること)

デメリットの場合には
・発生過程(論題の行動をとった時に新たな問題が発生する過程)
・深刻性(その問題が深刻であること)
・固定性(現状ではそのような問題が生じている事)

を考えて正確に書き出し、メリット、デメリットを洗い出します

それをもって今度はメリット、デメリットを戦わせて最良の行動を選択するという訳です。

<「ブレる考え方」は悪くない。悪いのは何も考えない事>

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photo credit: eleda 1 via photopin cc

この本「武器としての決断思考」の最後にも書かれている通り、いくらディベート脳を鍛えようにも最終的に判断するのは自分なので、結局は感情が入ります。感情も入りますが、キチンとメリット、デメリットを戦わせる事によって当初自分の感覚では選ばなかった方の選択を行う事になるかもしれません。

が、キチンのメリットとデメリット双方の選択をシュミレートして、戦わせて出した結果であればそれで良いのではないでしょうか?

この本でも最後に伝えたいメッセージはこう書かれています。

自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく

自分の中でしっかりと考えて納得のいく考えを出してください。その為にディベート脳は必要です。それを鍛える為にも「武器としての決断思考」は最良の本だと感じました。

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