こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。
皆さんはポジティブ感情とネガティブ感情の黄金の比率をご存じですか!?
「そんなのポジティブ感情があればあるだけ良くてネガティブが0に決まってるじゃないか!?」
っとそんな声がちらほら聞こえてきますが、どうやら違うみたいです。
今回バーバラ・フレドリクソン氏の著書
『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』を読んで
この事を理解したので皆さんにご紹介したいと思います。
ネガティブな感情が0である必要はない!?
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ネガティブな感情が”0”である必要がないというよりは”0”になる事はまずありえません。
例えば自転車に乗ればパンクをする事もありますし、大切なプレゼンの前では緊張もします。
悲しいことに生命は寿命があるのでペットや大切な人の死も避けられるものではありません。
しかし、ネガティブ感情の全てが悪い事ではありません。
ネガティブな感情と戦う事で自分を強くなるという機会を得る事もあるのです。
ネガティブ1に対してなぜポジティブ3なのか?
この数字は心理学者である著者フレドリクソン氏と数学者ロサダ氏の科学的な研究によって生まれたものです。
数学者ロサダ氏の研究によってポジティブでうまくいっている人とネガティブでうまくいっていない人の
明確な差が発生するラインを発見しました。
これは私が以前書評を書いた「幸福優位7つの法則」でも記述のあったロサダラインと言われるもので、
「2.9013」という数字です。実際にはネガティブ感情1に対して「2.9013」のポジティブ感情が
ある人は全て幸福に人生を過ごしている。っというものでした。
この数字を心理学者である著者フレドリクソン氏はわかりやすく「3:1」と考えて
ロサダ氏が研究した”個人”に対する研究に加えて”組織”であっても「3:1」の法則が
うまくいく事を科学的に証明しました。
その後、別の心理学者によって夫婦間の関係も「3:1」の法則がうまくいく事が実証されています。
ちなみに現在の研究結果ではポジティブとネガティブの関係は「11:1」が上限の様です。
これを目指せる人は是非頑張ってみてください(笑)
どうやって感情を数値化するの?
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感情はやはり曖昧なものなのでどうやって数値化するのか。という事は
私も疑問でした。
結果的にやはり完璧に数値化する事は不可能という事です。
しかし毎日計測を行う事でかなり正確なデータが取れます。
この本にも自己診断のテストが紙で付いてきますが
著者フレドリクソン氏が作成した以下のオンラインでのツールを活用すれば
2分程で簡単にテストする事が可能です。
http://www.positivityratio.com
個人のアカウントを作成すれば毎日のデータをグラフ化する事もできますし非常に便利です。
英語な事が難点ですが翻訳をすれば大体理解可能です。
※個人アカウントの作成も5分程でできます。作成の際にフレドリクソン氏の研究データとして
活用していいかの可否を問われます。
可の場合プラスの情報を入力する必要があるので+10分程の時間が必要です。
ライフログの一環として自分の感情を毎日計測する事もおもしろいデータになると思います。
この本を読んで
この本には「3:1の法則」を行う為にどうすればいいのか。という内容が記述してあります。
その内容については是非本を読んで頂ければと思います。
私はこの本を読んで上記にも記載した『幸福優位 7つの法則』の兄弟本といった印象を受けました。
『幸福優位 7つの法則』では具体的にどうやればポジティブになれるのかといったテクニックが記載されており、
本書『ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則』では感情面に重きを置いたネガティブとの戦い方や、ポジティブの拡張方法が記載されています
読んでいて母性の様なものが随所に見られ、やはり女性の心理学者が書いた本だなという印象を受けました。
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