AmazonCEOジェフ・ベゾスに学ぶ4つの哲学【書評】「ワンクリック」byリチャード・ブラント

medium_2428921185
photo credit: Mathieu Thouvenin via photopin cc

Amazonは世界で最も有名な、そして全てにおいてデカイECサイトです。

私もあれは確か専門学校生の頃だったので、2005年頃に初めてMP3プレイヤーをAmazonで買った記憶があります。それからはもうAmazonの便利な機能、安さ、スピードの虜で完全なるAmazon信者。特にここ最近ではKindleの便利さにハマリまくっています。

もうAmazonでいくら使ったかなんて恐くて計算できません・・・・。しかしながら、だからこそAmazonは私の中でめちゃくちゃ大好きな企業の1つなのです。

今年になって同じく自分の大好きな企業である、Googleの伝記本「グーグル ネット覇者の真実」という本を読みました。

それから企業の、特に自分が好きな企業の歴史を綴った本は面白いなと感じていました。

そんな訳で今回は私の大好きな、そして一番お金を使っているでしょうAmazonの歴史を綴った「ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛」を読みました。

実際にはAmazonの歴史と、同時にカリスマ的で、ドリーマーで、ビジョナリーで、良い意味でも悪い意味でも周りを巻き込んでいくCEO、ジェフ・ベゾスの歴史といってもいいでしょう。

この本から読み取ったジェフ・ベゾスの人生における4つの哲学を今回はご紹介します。

<AmazonCEOジェフ・ベゾスに学ぶ4つの哲学>

medium_6629226
photo credit: etech via photopin cc

<哲学1.徹底的な顧客第一主義>

1つ目に考えるのは顧客第一主義である事。

いや「会社だったらそれ当たり前じゃないの?」って感じるかもしれませんが、実はコレはめちゃくちゃ難しい事です。

会社にいると顧客ではなく、上司に目が、意識がいってしまう事だってよくありますし、目先の利益に手を伸ばしてしまう事だってよくある事ではないでしょうか。

Amazonでは届いた商品が違ったり、傷がついていたりした時、代替商品をコチラが送るよりも前に届いた!!

なんて嘘のような本当の話をちらほら聞きます。

顧客の為に便利で必要な機能をどんどん揃える。届けるスピードが異常に早いのもそうです。ネガティブな意見を書くこともできるカスタマーレビューもそう、Kindleのサンプルが読める機能もそう、安く買う為の値引きや、マーケットプレイスもそう。ワンクリック機能もそう。立ち読み機能も・・・以下続く。

Amazonは目先の利益ではなく、常に使う側の立場に立った企業といえます。
これはジェフ・ベゾスの意向です。

<哲学2.発見、再発見を続ける>

発見、再発見を続ける事は毎日新しい事にチャレンジして、フレッシュな知識を頭に入れる事だと私は思っています。

Amazonは今までも凄まじいスピードでどんどん新しい機能を搭載していきました。その中には私も知らない様な失敗した機能もあった様です。

しかしこの新しい発見を再発見を試す、続ける事こそ、人生を楽しむ秘訣なのかなぁなんて私は最近考えています。そしてコレがまた同時に一番難しい事でもあるとも感じています。

人間やはり自分の今いる場所、知識、地位、スキルのままでいるのが一番楽ですし、私の様な怠け者はそうなりがちです。

個人的にはこの哲学「発見、再発見を続ける」は一番意識したい部分でもあります。

<哲学3.長期的に考える事>

長期的なビジョンをもつ事が大切です。

っと言われてもそりゃ知ってるけど難しい。

Amazonでは立ち上げ後の数年利益を上げていません。それは経営がうまくいっていなかった訳ではなく、単純にベゾスがそうしていたのです。

株価も鰻登りでいつでも出そうと思えば利益は出せたハズ。しかしベゾスはそうしなかった。

長期的に考えて、どんどんAmazonを顧客の満足させるサービスを伴って成長させる事で、見る見るうちに大きいECサイトにしていったのです。そして最初のスタートアップも成功、その後も他の追随を許さないECサイトへと進化していきました。

ベゾスの長期的な考えは功を奏しました。短期的な考えでは初年度から利益をだそうとしてしまったでしょう。そうなれば結局は顧客が分散し、怒涛の勢いで成長する事はできなかったはずです。

<哲学4.毎日が初日である事>

どんな道でも課題はいつもあります。

スポーツの道だって、ITの道だって、金融の道だって。

それは当たり前の事なんですが、この課題に当たるとすぐに心が折れてしまう人もいます。あぁ私ですねコレ。特に昔の。

私もよく課題に当たると嫌になってすぐに手放してしまう事がありました。最近ようやくどうにか粘れば意外と解決する事が多いな、と自分でも感じて頑張るようにしています。

毎日が初日であること。基本に忠実に。といった言葉はどこにでもありますが、これを意識するのは非常にむずかしい事です。何か困難にぶち当たった時は、当たり前なんだと考えて気楽な気持ちで立ち向かうのがいいのかもしれません。

ジェフ・ベゾスの哲学は特別な事ではないと思う

medium_5129303018
photo credit: jurvetson via photopin cc

もちろん今からAmazonを作る事はもう無理かもしれませんが、ジェフ・ベゾスが忠実に守っているこの哲学は決してジェフ・ベゾスにしかできない事ではないと思います。

いやもちろんだったらやれよ。って話ですが、それが難しいのも事実。

しかし試してみる価値はあります。

個人的には2つ目と4つ目「発見、再発見を続ける」「毎日が初日である事」は、常に念頭において毎日何かにチャレンジしていきたいと思っています。

毎日が暇だと感じている人(もちろん私も含めて)は恐らくこの要素が足りていないのでしょう。

私の大好きなAmazonを作り上げたジェフ・ベゾスの哲学をちょっとばかり、自分を実験台にして試してみたいなと考えています。

スポンサーリンク

URL :
TRACKBACK URL :

コメントはこちらへ!

*
*
* (公開されません)