小さい目標を立てるべきたった1つの絶対的な理由

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photo credit: mocktech via photopin cc

もう退職してしまいましたが新卒で入社した会社では半期(半年)毎の目標を立てて、最後の月にそれが達成できたのかどうかを評価していました。

実際には形式上だけでその目標は個人的にあまり機能していると感じた事はありません。なんたって5ヶ月間は放ったらかしにされていた目標です。最後の最後に取り出していて、「コレはOK」「これはNG」と評価した所であまり意味があるとは思えませんし、事実意味はなかったと思っています。

今年2015年に入ってから目標の大切さとか意味というものが少しずつ分かってきて、まだまだ荒削りに実行している状態ではありますが、1年間の目標を作り、それを月に落とし込み、それをさらに週に落とし込み、週に1回達成できたかどうかをチェックする様にしています。

今までは単に年の始めになんか新年明けたしという理由だけで、1年の目標を立てて結局は使われる事のない最初に書いた会社での目標のような1年目標がどこかに埋もれていましたが、最近は長くとも週に1回は意識するようになったので少しずつ達成の為に動いたりできるようになってきました。

さて、この週の目標。

年の計画が大きい目標とするのであれば、この週の目標は小さい目標になります。

小さい目標を立てた方が良いとは色んな所で聞きますし、実際に自分でそうやって運用してみると確かにそっちの方が動ける。それは何故でしょうか?

今読んでいる個人的に大好きな作家ショーン・エイカーの成功が約束される選択の法則という本を今読み途中なのですが、その答えが記述されていたのでご紹介します。

成功が近いと感じると人間はより熱心に、より効率的に仕事を行う

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photo credit: Ed Yourdon via photopin cc

あと少しで達成できる!という時に集中力が増して、時間や疲労を忘れて何か作業に没頭した経験はないでしょうか?

私はあります。月に100kg走ると決めていて、70kmに達した辺りから早く達成したくて走る距離を増やした。1日に20個のタスクを実行しようと決めて、15個を超えた時からより集中力が増した。こんな経験があります。

こういった心理の研究が心理学にあります。イェール大学教授のクラーク・ハルが研究した目標勾配理論というもので

成功が近づいているという認識を持つと、より成功しやすくなる

という仮説です。実際にこの仮説は2006年にコロンビア大学による研究で証明もされているようです。

この「成功が近づいているという認識を持つと、より成功しやすくなる」という事を上手く利用する為にも、小さな目標を立てる、もしくはある程度大きな目標であっても「成功に近づいている」と認識させる事で自分をより活発に目標に向かって動かす事ができるというわけです。

成功を近いと認識させる工夫例

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成功を認識させると言ってもそれは中々に難しい話ではないか!という事もあるでしょうが、工夫の仕方はあります。

上記にもある2006年にコロンビア大学による研究ではとある珈琲店で「1杯の珈琲に対して1つスタンプを押し、10個スタンプが溜まったら1杯の珈琲をプレゼント」というキャンペーンを行いました。その結果10杯に近づく程に客の来店する頻度が早まったという結果となったのです。

又、面白いのかこの続きで半数には「10個溜まったら1杯」、もう半分には「12個溜まったら1杯、しかし最初から2つのスタンプがサービスで押してある」としました。結果は後者の方がより来店のスピードが早まったそうです。

これを応用してみると小さい目標だけでなく、大きい目標であってもスタートは0ではなくて、既にある程度進んでいると認識させる事が必要だという事がわかります。

例えば私のブログで言えば後250記事程のブログを書くと、1000記事になります。実は今年の目標に1000記事達成を掲げていますが、今年中に250記事書く。ではなく、現在750記事で1000記事を達成させるという感じでしょうか。

近い話だとこの本でも紹介されていますが、よくあなたも今日のタスクを紙に書いて1つ達成する毎に赤線で潰しこむ。という事をするのではないでしょうか?私もよくします。残タスクがなくなってくると結構な快感ですね。

とあるMicrosoftの社員は残タスクを書き出す時に、今日やった全てのタスクも含めて書き出すそうです。そして書き出し終わった後に終わったタスクを一気に潰しこむとか。そうすると今日のタスクに対して残りは少し!成功には近いと認識できるというわけですね。

小さい目標を立てる。さらにその目標を達成するためにさらに成功は近いと認識させる。

非常に有効な手だと思いますし、かなり簡単なライフハックだと思いますので是非試してみてください!

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