滋賀県は堅田にある「しづか楼」で高級魚もろこを食す!

もろこ04

友人が一年限定で滋賀県は彦根に住んでいる事もあってか、1年に4回程滋賀県に足を運びました。深夜バスを使えば東京から滋賀県まで6時間~7時間程、また新幹線では新幹線が停車する駅史上最もしょぼいと噂される米原まで、東京駅から3時間弱でアクセスできます。

今回は友人が滋賀県を最後満喫する為に琵琶湖を自転車で1周しようという運びとなりました。そうです、また滋賀県に行くのです。今年だけで言えばおばあちゃん家より滋賀県に行っています。最早滋賀県の地理についてある程度語れます。湖西とか湖南とか普通に使っちゃっています。

で、いつも滋賀県に来た時には普段はコンビニ弁当で過ごす私ですが、旅行の食事くらいは豪華にしようという事で色んな珍味やら高級な食材に手を出します。

今回は滋賀も最後という事で、滋賀県は琵琶湖で取れる天然の「もろこ」というお魚を滋賀県大津市の堅田にある「しづか楼」さんにて網焼きで頂いてきました(あ、あと鴨も)。

関東住まいの私ですが、肉も野菜もお魚もお米も、毎回近江は色んなものが美味しいなぁと感じております。今回も昔の旅館を改造して作られて歴史ある料亭のしづか楼さんで珍味で高級魚なもろこが仰天美味しかったんでご紹介します(あ、あと鴨も)。

え?ごめんもろこって何すかそれ?

最初友人が予約をしてした際に

友「今回もろこ食べるから」
俺「え?え?ごめんもろこって何すかそれ?」
友「(゚⊿゚)シラネ」

って事だったのでまずもろこについてご紹介します。

元々はニゴロブナやハスなどとともに琵琶湖の固有種とされているが、近年では福井県の三方五湖をはじめ、山梨県の山中湖、長野県の諏訪湖、東京都の奥多摩湖にも移植されている。普段は水深5 m以上の湖沼中層域に生息している。同じタモロコ属のタモロコと比較すると、体長がより細長く(大きな個体では約15cmに達する)、遊泳魚としての特徴を備えている。また口ヒゲはより短く、喉部が角張っており、体側の横帯がより淡いという点でもタモロコと区別される。主に動物プランクトンや水生昆虫、小型甲殻類などを捕食している。

ウィキペディアより

ざっくりいうとコイ科の淡水魚で琵琶湖に住んでおります。見た目は以下のような感じで、結構小さめ。ワカサギとかそれくらいの小魚です。
もろこ

昔はよく食べられていたポピュラーな魚だったみたいですが、ブラックバスなどの外来魚によって天然のもろこは激減し、絶滅危惧されている魚のようです。今ではいつ食べられなくなるかわからないのだとか。

そんな今では貴重な魚なので、京都の料亭なんかで食べればそれはもう恐ろしい程のお値段で提供されているようです。

しづか楼(しづかろう)店舗情報

今回焼きもろこ・焼鴨・鴨鍋コースを堪能させていただきました「しづか楼」の情報です。

住所:滋賀県大津市本堅田2-17-13
※JR湖西線「堅田」駅から徒歩15分
電話番号:077-572-1111
営業時間:11:00~19:00(最終入店時間)
定休日:不定
駐車場:有り。数台(5台程)止められます。

琵琶湖をぶった切る橋「琵琶湖大橋」から自転車で15分くらいの場所にありました。完全予約制となっておりますので、もろこ食いてぇぇぇってなった時にはお早めに予約しておきましょう。なんかこの文章矛盾してる気もするけど。

天然もろこと鴨が超絶美味い!焼きもろこ・焼鴨・鴨鍋コースを食す!

って事で滋賀県大津市は堅田にあるしづか楼に着きました。

しづか楼01

奥まったところから入ります。元旅館という事という事で歴史ある建物となっております。若干ビビりますよねこーゆー料亭って。

しづか楼02

和室で食事をします。1階は2部屋で、2階では庭が見えないという事で基本は1階でご案内されるようです。もしどうしても1階の部屋がいっぱいの場合には、その旨伝えて2階でも食事可能という事です。升田幸三が使いそうなめっちゃデカイ昔ながらの灰皿もあり、喫煙可能となっております。

しづか楼03

前菜です。これはもろこではなく鮎です。個人的には鴨のレバーですかね多分、右から2番目が濃厚でめっちゃ美味しかった!

しづか楼前菜

まずはもろこ、しいたけ、ししとうを塩をまぶして炭焼きに。

もろこ01

こいつがもろこ。先程まで生きておりました。ぴっちぴちしておりました!それをお客に見せる為にも1匹だけは生きた状態で持ってこられます。ぴっちぴちしておりました!

もろこ02

炭焼きしたもろこは生姜醤油、酢味噌、そして京都の千鳥酢に付けて食べます。そのままでも美味しいですが、調味料に付けてもまた美味しい。頭から尻尾まで全部マルっと食べれます。

もろこ03

もろこ焼きます。女将さんが全部その辺はやってくれますので超安心。

もろこ焼く

一見悪ふざけしているようにも見えますが、これは私が焼いたわけでなく女将さんが焼いてくれたものです。こうする事で頭までしっかり火が通って全部美味しく食べる事ができるのです。シュールですしかし。金田一耕助でこんなシーンありましたよね。

もろこ04

こんがり焼けて美味しそうなもろこ。

もろこ05

そのもろこを食べる!!

もろこ06

塩焼きも美味しい。白身魚ですが、とにかくふっくらとしていて旨味もある。特に子持ちのメスは超絶に美味しくてやみつきになる。ほっぺ落ちるレベルとなっております。私はシンプルに生姜醤油が一番美味しかったのですが、千鳥酢が人気あるみたいです。友人も千鳥酢が一番美味しかったとか。

もろこ07

続いて鴨肉!お肉と砂肝となっております。

鴨01

食べ方はワサビとネギを巻いて生醤油に付けて食べる!

鴨02

これを

鴨03

こうやって巻いて食べる。そりゃ美味いですよもちろん!そりゃぁね!!どう考えてもね!

鴨04

そして最後の鴨鍋。鴨鍋の鍋の写真は撮り忘れたのですが、その鍋で鴨しゃぶしゃぶするようのお肉ですこれ。これを鴨鍋のスープでしゃぶしゃぶするのですが、これは山椒が効いていて美味いのです。なんか近江って山椒よく使いません?

鴨鍋01

って事で鴨鍋も女将さんが作ってくれます。

鴨鍋02

これがつみれではなく「たたき」と言われる食べ物らしいのです。鴨を骨ごと叩いてつみれっぽく仕上げたものだとか。食べてみると確かに全くつみれではないのです。骨の食感も凄いあってこれは癖になる食感、歯ごたえ。なんか29年生きてきてこの歯ごたえは初めて。

鴨鍋03

女将さん曰くこのちょっとお高いお野菜であるせりという野菜が鍋のポイントらしく、確かにしゃきしゃきと美味しい歯ごたえでした。

鴨鍋04

そして雑炊を待つ間はおしんこをパクパク食べて待ちます。と思ったら普通は雑炊と一緒に食べるのだとか。はいすみません、雑炊来る前に全部食べました。プラスおしんこ少し頂きました。

おしんこ

山椒が効いたスープで作られた雑炊が絞めでした!これは本当に絶品!

鴨鍋ぞうすい

若者2人という事でいつもの倍ご飯を使ってくれたみたいです。全部ぺろっと平らげました。だって美味いんだもの。

鴨鍋ぞうすい02

今回食べたのは焼きもろこ・焼鴨・鴨鍋コースで10,000円のコースとなります。これに確かサービス料がプラスされて実際には12,000だったと思います。京都の高級料亭なんかで天然もろこを食べようとするともっと高価になっちゃうみたいなので、もろこ食べてみたい!という方にはおすすめです。

じづか楼公式HP

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