P.A.WORKSのお仕事シリーズ3作はどれも仕事のやる気を出してくれる

普段から大量のアニメを消費しています。仕事・ボクシング・ゲーム・遊びをしていない時は基本アニメを見て生活をしています。

ラブコメやバトル系、ファンタジー系に異世界転生系、基本何でも見るようにしていますが、所謂お仕事系と言われる現実にある仕事にフォーカスしたアニメも凄い好きです。もちろん多少アニメ的にこんなことねーよという著色された作品もあるのでしょうが、お仕事系アニメは面白い作品が多いですね。

特に富山県にあるアニメ制作会社P.A.WORKSの作る所謂お仕事シリーズは、どれも面白くて感動する作品ばかり。私も作品によって様々な登場人物に感情移入して、涙した箇所もあります。

また登場人物が挫折や苦労を味わいながらも、(ある程度)現実的な手段で解決や達成する姿は仕事のやる気を出してくれます。今回はP.A.WORKSのお仕事シリーズ3作である「花咲くいろは」「SHIROBAKO」「サクラクエスト」の3作をまとめてまるっと紹介します。

P.A.WORKSのお仕事シリーズ3作「花咲くいろは」「SHIROBAKO」「サクラクエスト」はどれも仕事のやる気を出してくれる

お仕事シリーズ第1作目「花咲くいろは」

花咲くいろはは2011年のアニメで、P.A.WORKS初のオリジナル作品です。

舞台はP.A.WORKSの本拠地富山県に近い石川県の温泉街が舞台。東京に住む主人公緒花は母皐月と恋人との夜逃げをキッカケに、緒花の祖母が経営する石川県にある旅館喜翆荘を訪れます。

緒花の祖母四十万スイはとても厳しい女将で、旅館に住む条件として旅館で働くことを言いつけます。旅館には同年代の高校生のバイトや板前、営繕、中居、番頭、そして傾く喜翆荘の為に番頭が呼んだ経営コンサルタントなど多くの登場人物がいます。

緒花は中居として働くうちに中居という仕事や旅館、喜翆荘のことをどんどん好きになります。しかし伝統ある喜翆荘を守ろう・貫こうとする四十万スイと対照的に、熱い性格で変化することで喜翆荘を良くしようとする緒花が衝突したりと衝突や苦悩も多い作品。緒花は時に空気が読めなかったり、頑張る的なことををずっと「ぼんぼる」と言い続ける部分など若干うざいところありますが、とても一本気で頑張っている姿が自分も頑張らなくてはと仕事にやる気を出してくれます。ちなみに私のおすすめは鶴来民子という板場の雑用係です。彼女も「ホビロン」などの独自に作る用語が何だそれ感ありますが。

下は高校生から上は68歳の女将まで様々な年齢の登場人物が、喜翆荘という旅館を舞台に様々なドラマを展開してくれます。花咲くいろはは2017年9月現在Amazonプライムで視聴可能です!

お仕事シリーズ第2作目「SHIROBAKO」

お仕事シリーズで今のところ1番好きな作品はこの2014年に放映されたSHIROBAKOであり、P.A.WORKSの作品でも1番好きな作品です。

アニメ制作会社「武蔵野アニメーション」を舞台とした作品です。

主要人物は高校の同じアニメ同好会に所属する5人で主人公の宮森あおいは制作進行(後に制作デスク)を、安原絵麻はアニメーターとして武蔵野アニメーションに勤務。坂木しずかは新人声優としてプロダクションに所属しながらアルバイトをしながら声優活動を、藤堂美沙はCG制作会社に勤務、1番年下の今井みどりは脚本家を志望する大学生です。

全24話12話ずつで2つのアニメを作るのですが、2つ目のアニメ「第三飛行少女隊」ではこの5人が一緒に仕事として絡むことになっていき感動的です。武蔵野アニメーションの中で監督、制作進行、制作デスク、ラインプロデューサー、アニメーター、動画検査、原画マン、そして社外スタッフなど多くの役職やスタッフが絡み1つのアニメを作っていきます。その中で役職と役職での問題や、原作者からキャラクターデザインのOKがでないなど色々な問題に直面していくのです。

私もWeb制作会社に勤務していたこともあり、作るものは違えどものすごく共感できます。特にディレクターという立場は主人公宮森あおいの制作進行・制作デスクに近くめちゃくちゃ感情移入ができました。

特に好きなシーンはベテランアニメーターで天才と言われていた杉江が1作目の窮地の際に活躍するシーン。もう古いアニメーターで社内にも杉江の過去の凄さを知らないスタッフからは期待されていなかった。しかし杉江は見事にこの窮地に素晴らしい作画を書き上げ、若いスタッフ達にワークショップを開いたりするようになります。その後杉江は宮森へ自分でもう今のアニメの画風には合わないと壁を作っていたことを反省します。このシーンはめちゃくちゃ好きだし、書いている今も目頭が熱くなってくる!

もう1つはキャラクターデザインが原作者から許可されずリテイクを繰り返すアニメーター井口が、1人で抱えこんで苦労していることを見た先輩アニメーターの小笠原が会社では上の立場である監督やラインプロデューサーに「もっときちんとサポートをしてほしい」とお願いするシーン。小笠原自身もサポートを受けられずに過去抱え込んで失敗した経験があり、あれも最高だった。

SHIROBAKOもAmazonプライムで視聴可能!絶対みてほしい!

お仕事シリーズ第3作目「サクラクエスト」

そして今書いている2017年9月に合計25話が完了した「サクラクエスト」がお仕事シリーズ3作目。

主人公の港町出身の木春由乃は「特別な何かになりたい」と東京で就活を行うも落ち続け、登録していた派遣会社の依頼を受けて田舎町間野山にあるチュパカブラ王国の2代目国王に就任する。チュパカブラ王国は田舎道に行くとたまにある異常に派手な建築のエンターテイメント施設です。バブルの名残ですね。

観光客がこないし若い人もどんどんいなくなる、商店街はシャッター街に。そんな今よくある田舎町を再建する為に国王となった木春由乃は、間野山にいる同世代の女性を「とりもち大臣」「ガテン大臣」「IT大臣」「UMA大臣」と任命し町おこしに奮闘します。

決して町おこしは全てが上手くいくわけではないですが、1人1人の強みを活かして問題を解決したり仕事を先に進めていく姿は楽しいし、見ている自分たちもやる気をもらいます。

好きなシーンは最終回ですが、それはここで書くとネタばらし感もありますので是非アニメを見てみてください。好きなキャラクターはとりもち大臣である四ノ宮しおり。方言で大丈夫だよの意味の「だんないよ」がほぼ毎回でますが、なんか癒やされるのですよ。

Amazonプライムに2017年9月22日現在はあります!

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