週に1回〜2回は必ず友人と2人でボードゲーム、カードゲームをします。

2人なのでプレイできるボードゲームは結構限られます。定番のカタンの開拓者たちは3人以上いないと（特殊ルールで2人でもできるみたいですが）できません。なのでドミニオンやパンデミック、ガイスター、アンドールの伝説、カルカソンヌといったゲームを2人で楽しんでいましたが、ここ最近は2人で集まればエンドレスでプレイし続けるゲームが2つあります。

そのゲームは「バトルライン」や「世界の七不思議デュエル」です。

この２つは本当に面白くて何回もやってしまうので、カップルや友人や兄弟や親戚でエンドレスにやり続ければいいと思います。

「世界の七不思議デュエル」ってどんなゲームか？何が面白いのか？

「世界の七不思議デュエル」は、もともと「世界の七不思議」という3人以上で行うドラフトゲームと言われるジャンルの名作から派生したボードゲームです。このゲームの面白さは以下の通りです。

• 3パターンの勝ち方
• 3つのランダム要素
• 30分以内でサクッと終わる

「世界の七不思議デュエル」は二人対戦用にルールが最適化されています。ドラフトゲームとは言葉通りにドラフトでプレイヤーが1枚ずつカードを選んでいくゲームです。配置されたカードから好きなカードをプレイヤーAが資源を使って獲得、今度はプレイヤーBが配置されたカードから好きなカードを獲得という作業を繰り返していきます。

このゲームの面白いところの1つ目は勝ち方が3パターンあることです。そのパターンとは以下の３つ。

1. 軍事的優位
2. 科学的優位
3. より多くの勝利ポイントを獲得する

軍事的優位では相手を攻め込み相手の首都スペースに入り込んだ時点で勝利です。科学的優位も同様に6種類の科学シンボルと言われるアイテムを所有した時点で勝利が決定します。そしてどちらも軍事的優位、科学的優位でゲームが終了しない場合には最終的に勝利ポイントを計算して勝敗を決定します。しかしポイントについてもカードによる勝利点から進歩トークンと呼ばれるトークンによる勝利点、他にも軍事的な勝利ポイントなどなど多岐にわたります。

そしてこのゲームのもう1つのポイントは3つのランダム要素です。通常のゲームはデッキによるランダム要素のみといった感じでランダム要素が1パターンの場合がほとんどです。しかし「世界の七不思議デュエル」では進歩トークン、プレイヤーごとの七不思議カード、ドラフトするカードの内容と順番という3つのランダム要素があり、毎回ゲーム開始のタイミングで「今回はどのパターンで勝ちを狙って、どうやって相手を邪魔しようか」という戦略が変わってきます。

さらに最高なのが30分もあれば1ゲームが終わる手軽さです。大体友人と集まると1日に3回〜5回このゲームをします。負けるてもサクッと再戦できるので「次本気だすからもう1回やろうぜ」とか言ってしまうのです。

「バトルライン」ってどんなゲームか？何が面白いのか？

バトルラインも完全に2人用ゲームです。バトルラインの面白さは以下の通り。

• ルールがめちゃくちゃシンプルなのに考えることがたくさんある
• ゲームが進めば進むほど苦しくなる
• 30分以内でサクッと終わる

バトルラインのルールは超簡単です。ポーカーのルールを知っていれば簡単にプレイできます。９つのフラッグを取っていくのですがフラッグごとにカードで役を作って戦います。役はストレートフラッシュ、フラッシュ、スリーカード、ストレートといったようにポーカーの役の一部と同じです。

フラッグを合計５つか隣り合う３つを取った方が勝ち。とめちゃくちゃシンプルなルールなのですが、フラッグを取るために証明を確認したり戦術カードという特殊カードを使ったり使われたりを考えたりすると、１手１手にわりと時間がかかります。ぶっちゃけ時間をかけても勝てるわけではないのですが。ちなみにどっちの役が強いのかという証明には、前証明と後証明のルールがありますが、個人的には断然後証明ルールがおすすめです。

フラッグを取ったり取られていくと役として成立してカードの置き場が少なくなり、ゲームが進むほどに苦しくなります。どんどん苦しくなり私は何回も「あれ？このゲームパスないの？」と冗談で確認してしまいます。それくらいにシンプルなのに考えさせられるのです。

バトルラインも３０分もあれば終わりさらにカードだけ持っていけば、ぶっちゃけフラッグも１０円玉とかで代用可能なので、携帯性も最高のゲームです。これも負けるとすぐもう一回やろうって言ってしまう中毒性の高いゲームで毎回３回以上は絶対にプレイします。

2人用ボードゲームの最強は「バトルライン」と「世界の七不思議デュエル」だと思う

色々な２人用じゃないけど２人でできるゲームや、２人専用のゲームを試してみましたが、最終的に「バトルライン」と「世界の七不思議デュエル」がハマる度や手軽さから考えると最強です。

まず準備が楽ってのは２人用ゲームとして、というかボードゲームとしては結構重要だと思います。それでいてプレイし続けて本質が見えてくると、最終的に２つに１つのどっちかで勝ちか負けが決まるという簡単なゲームでなく、シンプルながら深みがあり勝ちパターンもいくつかあるというのが、この「バトルライン」と「世界の七不思議デュエル」の素晴らしいところだと思います。

２人用ボードゲームかカードゲームで迷ったら、是非「バトルライン」か「世界の七不思議デュエル」をプレイしてみてください。