ある1人のバックパッカーによるマレー半島・シンガポールの旅


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こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。

1巻では香港・マカオを旅していた主人公。

あぁすみません。これは深夜特急という小説の話です。この小説はバックパッカーのバイブルとなっている本でkindleストアでも人気が高い小説です。

前回ちょうど2巻を欲していたタイミングで、kindleストアから一時的に新潮社の本が全てなくなるというアクシデントが発生しました。

何が起こっている!?深夜特急がKindleストアから消えている・・・ | KeiKanri

1日経って何事もなかったかの様に無事復活したので、即2巻を買って読み終わりましたので簡単に書評に纏めます。

<まだまだ続く主人公の道草旅>


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読んでいない人はもちろん知らない事実かもしれません。

実はですね。この深夜特急における主人公の旅プランはインドのデリー~ロンドンまで陸路を使って旅をする。
というものなのです。

勘の鋭い人なら気づいたかもしれません。
「1巻では香港・マカオ、あれあれ?今回2巻の書評タイトルではマレー半島・シンガポール?」

そうなんです。これまだスタート地点のインド、デリーに向かう途中の道草中なのです。

この2巻ではタイ・マレーシア・シンガポールといった国々に超チープホテルに泊まりながら滞在します。

タイでは巨大マーケットをぶらつき、マレーシアでは娼婦の館に滞在し、娼婦とそのヒモと遊んだり。

っと読んだ感じで楽しそうな旅なのですが、1巻で香港に滞在した様な心躍る熱さを感じない主人公。それはなぜなのかがこの2巻で明らかとなります。

<深夜特急2巻から得られる旅の心得>


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この2巻では旅を続ける上で身に着いたバックパッカーのテクニックが随所に記されていました。
それはこんなテクニックです。

・ホテルでは値段を聞いてまず「それは高いなぁ」と言ってみる
・初めて訪れる国ではお店に入りじっくり商品と値段を見て大体の物価を知る
・その国々の庶民が食べているものが”安く”て”おいしい”
・困ったらその国のチャイナタウンに向かう。そこには安いホテルと安い中華料理店がある

もちろんこの本の時代は1970年代の為、全てがこの通りいくわけではなく今とは違いはあるかもしれませんが、それぞれ面白いテクニックだと思います。

<次巻からやっとメインの旅路へ>

全6巻の中で1巻、2巻を使って壮大に道草してくれた主人公ですが、次巻3巻でようやくインドに向かう決心をしてくれた様です。

まぁ道草を含めてもすごく面白い小説ですので早く3巻が読みたい!!っという事でkindleストアでポチッたので、これから3巻を読んできます。

それでは!

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