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メタルという音楽を「ダサい」「うるさい」「臭そう」と考えている方も多いでしょう。えぇ大体合ってます。
しかし、ちゃんと聞いているみるとメタルのジャンルは本当に多岐に渡り、ぶっちゃけ10年以上メタルを聞いている私にも「うるさいだけ」と感じるバンドもあれば、超美しいメロディを奏でるもっさい髭面バンド、なんてのもたくさんあります。
以前書いた「決定版!!超歌唱力をもったメタルヴォーカリスト7選」という記事が、よく見られていて、恐らくメタルマン達のウマすぎるヴォーカルにはさぞ興味がある事でしょう。
そして面白いの事に、メタルという音楽は歌い方も本当に多岐に渡るという事です。
オペラティックな歌い方をする人、強烈なハイトーンを武器にする人、逆に低音、吐き捨てる様なスタイル、犬が歌うバンド(ネタで買ったけど、全然よくなかった。)、デス、スクリームヴォーカル。
今回は聞かない人にとっては、とことん聞かないであろうデス、スクリームスタイルの「上手い!」と、私が感じるヴォーカルを同じく7人紹介します。
超歌唱力をもったデスメタルヴォーカリスト7選
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1.ミカエル・スタンネ(Dark Tranquillity)
デビュー当時、「世界一美しいデスヴォイス」と評されたミカエル・スタンネを入れない訳にはいきませんな。
現在は喉の怪我によって声質は変わってしまい、当時の声ではありませんがそれでも彼はカッコイイ!
できれば最初は名作であり、世界一美しいデスヴォイスを味わえる2nd:The Galleryから聞いてみて。
私は最初デススタイルが肌に合わず、ミカエルのヴォーカルを聞いても全く何も感じませんでしたが、今なら「世界一美しいデスヴォイス」の意味が非常に良くわかります。
上記の黒白写真の彼です。顔もカッコイイよね。
2.コリィ・テイラー(Slipknot)
超人気バンドSlipknotの看板ヴォーカルであるコリィ。
日本ではジョーイ(dr)が一番人気あるのかもしれませんが、本国アメリカではコリィの人気が本当にSlipknotを不動の位置に押し上げているとか。
彼の実力は本当に凄くて変な言い方だけど、綺麗なデスヴォイス、カッコよくバラードを歌い上げるクリーンヴォイス、ラップ等々本当に幅が広い。
ぶっちゃけ私はヨーロッパのハードロック、メタルの方が好きで、Slipknot自体も好きは好きですが、アルバム1枚を聴き通す事はそうそうないです。が、コリィの声が聞きたくて1曲、2曲かなりの頻度で聴いています。
もしかしたら上手さという点ではデスヴォーカリスト最強かも。
尚、一番上の写真のマスク被った彼です。
3.ピーター・ドルヴィング(元The Haunted)
元The Hauntedのピーター・ドルヴィングは個人的に一番好きなデスヴォーカリスト。
彼の凄さは疾走感溢れるデスメタルナンバーを10倍も20倍もカッコよく押し上げる激しいデスヴォイス。そして疾走のデスヴォイスから、一気にミドルテンポなクリーンヴォイスへ自然に落としこむ幅の広さ。
めちゃカッコえぇ。
声質では一番好きですね。完全に一番好きです。またどこかのバンドで活躍してほしい。
4.ビョーン・スピード・ストリッド(Soilwork)
なんかね。デスヴォイスもライドロック的なクリーンヴォイスも、本当に教科書的な上手さを持っているのが、このビョーン・スピード・ストリッド。確か奥さん日本人。見た目恐いけど超良い人。
好きな理由はには上記のコリィに近いかな。
本当に上手いので、上手いデスヴォーカルを聞きたい場合は最初に手をつけてもいいかも。
5.アンダース・フリーデン(In Flames)
いやわかりますよ。多分メタルを普段聞く人からすると、「別にアンダース・フリーデンは上手くないだろう」とおっしゃられる光景が目に浮かびます。
何故ここにアンダースを挙げるかというと、そりゃもう私がIn Flamesが大好きすぎるからに他なりません。
でも、ですよ。アンダースのヴォーカルはその線の細さから、どの曲にも哀愁が漂いIn Flamesのあの独特の曲にはどんなヴォーカルよりもピッタリなのです。
彼は別に上手くはないかもしれませんが、アンダースに似たデスヴォーカリストはほぼいないと私は感じてます。それだけで凄くね?
6.ピーター(Vader)
個人的にメロディを排除した、ノーマルなデスメタルバンドでは一番カッコいいと思っているのがこのVader。
そのGr/Voであるピーター(本名Piotr Wiwczarek、読み方わからん)の、デスメタルらしい勢いあるデスヴォイスは素晴らしい。
私はグロウルグロウルしているよくいるデスメタルヴォーカルは聞きづらく性に合わないので、このちょっとグロウル気味でいてデスヴォイスの教科書ともいえるピーターの歌唱は本当に好き。
Vaderはどれを聞いてもストレス発散に最高!
7.フィル・アンセルモ(元Pantera、現Down)
現在のラウドロックのヴォーカルスタイルの基礎を作ったとも言えるフィル・アンセルモも最高!
デスヴォイスがダサい。というイメージを一発で変えてくれる最高にクールで激しい歌唱。しかし、クリーンで歌いきれる技術もある。本当にカッコいいと感じるヴォーカル。
もうPanteraが復活する事はなく、Panteraとして彼の声を聞けないのが本当に残念。
俺もアンダース好きだな。
綺麗な声だと思うよ。