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「尊敬する人物は誰ですか!?」
という質問を今受ければ、いや人生で受けた事は一度もないのですが、それでも今受ければ私は胸を張り声高らかに
「羽生善治さん」
と答えるでしょう。
私は将棋に関してそこまで詳しくはないですが、過去の羽生さんの対局や、羽生マジック、又、彼の伝説。そして彼の著書を読むのが大好きです。
さて羽生さんといえばプロ棋士ですね。プロ棋士といえば1回の思考でそりゃ持ち時間にもよりますが、数千手から数万手を読むとも言われています。
その思考の集中は恐ろしく、羽生さんは対局後3キロ程は痩せると公言していました。それ程のカロリーを使う程の集中力を羽生さんは持っているわけです。
ってか1kg落とすのに大体7000kcalですから、3kgで21000kcal。ってマジパネーなおい。
そんな羽生さんの著書「大局観」を読みました。この本でも自分の好きな事を身に付ける事の重要性、またそのやり方が将棋をベースに凄く分かりやすく書かれており、本当に「腑に落ちる」という感覚でスイスイと理解できました。
その中で集中力の鬼である羽生善治式の、集中力を高める3つのトレーニング法という内容がめっちゃ面白かったのでご紹介します。
羽生善治式集中力を高める3つのトレーニング法
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羽生さん曰く、集中力とは一気に発揮できるようなものではなく徐々に徐々に深く集中していくいものだと言います。
イメージとしてはどんどんと深い海に潜り込んでいくような。集中力の深海へと潜り込んでいくように。
その為、凄く集中している状態になる為にはある程度長い時間が必要になります。そのような状態になれば恐らく2時間や3時間という時間はあっという間に過ぎ去っていくでしょう。それだけ集中した状態というのは時間の流れを短く感じます。
集中力を長く発揮する事は恐らくゾーンに入るなどと同様の意味でしょう。
そんな集中力を長い時間発揮し、深い集中力へと踏み込んでいく羽生善治式の3つのトレーニング法をご紹介致します。
1.何も考えない時間を持つ
1つ目は何も考えない時間を持つという事。
私も感じますが集中力とは回復機能をもった有限なリソースです。常に集中した状況でいる事は不可能ですし、どこかで休憩をして集中力リソースを集中したい時までにフル充電しておく必要があるわけです。
最近でも経験があって仕事に集中していて、その後にさてブログを書こう。と思っても集中力リソースが足りない為に手がつかないという経験が最近もよくあります。
いざ集中力を使いたいその時の為に、何も考えない時間を持つという事は凄く大切です。
2.1つのことをじっくり考えることに慣れる
2つ目に1つのことをじっくりと考える事に慣れる。
人間は慣れている事を行うには少ない集中力リソースしか使わないものです。習慣となっていればある程度何も考えていなくても、手足が勝手に動きます。
なので慣れない事、自分の興味ある分野で新たなジャンルに手を出して集中してじっくりと考える事に慣れる事が、いざ集中力を発揮する時に役立ちます。
レイアップシュートは特に何も考えなくても体が動くのであれば、3Pシュート、フックシュートの練習をしてみる。PHPでスラスラプログラミングができるのであれば、PythonやRubyを勉強してみる。などなど。
じっくりと考える事に慣れる事が大切です。
3.時間と手間のかかることに取り組む
深い集中力には前述した通り、長い時間をかけて潜り込んでいきます。
その練習として時間と手間のかかる事に取り組む事が3つ目のトレーニング法になります。
羽生さんがおすすめしているのは歴史小説など、多くの登場人物が物語を繰り広げる何十巻もある小説。
これを読み切るにはどうやっても集中力を継続するしかありません。
私も読みかけの三国志があるので、そろそろ読み直しましょうかな・・・・。
深い集中=楽しい時間
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最近よく考えますが、集中している時間というは「楽しい時間」であると感じています。
楽しい時間は時間が早く感じる。集中している時間も時間が早く感じる。
2つには大きな共通点があります。
皆さんも
1.何も考えない時間を持つ
2.1つのことをじっくり考えることに慣れる
3.時間と手間のかかることに取り組む
の羽生善治式集中力を高める3つのトレーニング法で、深い集中力を手に入れてどうか楽しい時間を過ごしてみてください!
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