Helloween(ハロウィン)のおすすめ名盤アルバム5選

Helloween(ハロウィン)はドイツのヘヴィメタルバンドであり、今は大分過疎ってしまいましたが、2000年頃にヘヴィメタル界で流行ったメロディックスピード(パワー)メタルのジャンルを作り上げたバンドです。

個人的にはジャーマンメタルと言われるとHelloween(ハロウィン)のイメージがあり、もう少し上の世代だとジャーマンメタルと言うとスコーピオンズやアクセプトになるのでしょう。とくかくドイツを代表するヘヴィメタルバンドと言って過言ではないでしょう。

ちなみにスペルはHelloweenと二文字目はeです。本来のハロウィンだと二文字目はaでHalloweenですが、確かHell(地獄)にかけてそんなバンド名になったはずです。

ドイツを代表するメタルバンドだけあってその歴史は長く、1986年のデビューから2017年現在既に15枚のアルバムをリリースしています。またアルバムをリリースする度に日本にもちゃんとライブに来てくれる嬉しいバンドであり、私が高校の頃にはじめてライブチケットを取ったメタルバンドであり、最初にヘヴィメタルにハマるキッカケとなったバンドの1つです。ちなみにライブは足の骨折を手術で行けませんでしたが。

そんな歴史の長いバンドだけあり、ヴォーカルはすでに3代目、ギタリストの1人も3代目、もう一人のギターとベースは不変、ドラムなど最早何代目か忘れたってくらい変動しています。

今回はHalloweenファン15年を超える、私が紹介するHelloween(ハロウィン)のおすすめアルバム5選です。

Helloween(ハロウィン)のおすすめアルバム5選

Keeper Of The Seven Keys Part 1

日本では「守護神伝 第1章」と呼ばれ、続く「Keeper Of The Seven Keys Part 2(守護神伝 第2章)」と共に「Helloween(ハロウィン)って言ったらこの2枚だよね」と言われるくらいに名盤であり、ヘヴィメタルの歴史に輝く2枚でしょう。Helloweenの2ndアルバムです。

この2枚が上記の通りメロディックスピード(パワー)メタルのジャンル礎を築きました。初代ヴォーカルでありこのアルバムではギタリストであるカイ・ハンセンがメインに作曲した曲が多いアルバム。カイ・ハンセンはメロディックスピード(パワー)メタル界隈ではゴットと呼ばれるほどのミュージシャンであり、カイらしさが全面に出たメロディックで馬鹿みたいに明るいナンバーが並ぶ名盤。

今作から加入した2代目ヴォーカルのマイケル・キスクもメロディックスピード(パワー)メタルのお手本であり、後続のバンドが真似まくったがここまで伸びやかでキスクを超えるハイトーンヴォーカルはいなかったと思う。

Helloweenと言えばコレな1曲!で今でもライブで披露される「Future World」。名曲「I’m Alive」が収録。

Keeper Of The Seven Keys Part 2

そして3rd「Keeper Of The Seven Keys Part 2(守護神伝 第2章)」も当たり前のようにおすすめのアルバム。こちらはリーダーである不動のギタリストマイケル・ヴァイカート作曲の曲がメイン。ファンからヴァイキーのあだ名で親しまれる彼の曲はどれも1回聴けば耳に残る協力なフックとキャッチーさが持ち味。

そこに最強のハイトーンヴォーカルのキスクの歌が乗っかるとなんか本当に楽しくなってくる。

ライブのど定番でありHelloween最高の名曲「Eagle Fly Free」や、ライブの定番「Dr.Stein」、カイ・ハンセンの超名曲「March of Time」と「I Want Out」、ドラマティックな長編「Keeper Of The Seven Keys」と名曲が並ぶ。

今でもアルバムを出す度に今作と比較されてしまう彼らにとっては少し困ったことかもしれなしが、Helloween(ハロウィン)といえば今作だよねってくらいの超名盤。

Pink Bubbles Go Ape

多分Helloweenファンからは「はぁ?」と言われそうですが、4th「Pink Bubbles Go Ape」は下手したら1番聞いたHelloweenのアルバムかも。

今作からメインメンバーの1人カイ・ハンセンが脱退し、後にヴァイキーと超不仲になるローランド・グラポウがギタリストとして加入。明らかにマイケル・キスクがやりたかったのであろうメロディックスピードメタルから脱却して、少し質の違う正統派でメロディックなメタルとなりました。なお次作「Chameleon」はさらにその方向性を推し進めたアルバムで、Helloween大好きな私でも生涯10回程度しか聞いていない、良くないので。

しかし今作はマイケル・キスクの声質にとてもマッチしたハードロック感・メタル感のある正統派メロディックメタルといった印象で、彼の伸びやかな天にも昇るハイトーンが楽しめます。

ヴァイキー渾身のバラード「Number One」、ローランド・グラポウ屈指に名曲「The Chance」が特に好き。「Keeper Of The Seven Keys Part 2」の次の作品だからこんなに批判されているだけだと思うんだ。本当に良い作品だと思うんだ。

The Time of the Oath

そして7thアルバム「The Time of the Oath」もおすすめだ!3代目ボーカルであり1994年不動のアンディ・デリスが加入しての2作目。前作の「Master of the Rings」もHelloweenらしい素晴らしい作品だったが、こちらのアルバムの方が粒ぞろいで捨て曲が一切なく軍配が上がる。

長く続く以下のメンバーの布陣の中では、今作が1番じゃないでしょうか。

アンディ・デリス(Vo)
マイケル・ヴァイカート(Gt)
ローランド・グラポウ(Gt)
マーカス・グロスコフ(Ba)
ウリ・カッシュ(Dr)

ライブの定番でありタイトル通りパワーをもらえる「Power」、美しいバラードの「Forever and One (Neverland)」、疾走感がたまらない「Kings Will Be Kings」など、粒ぞろいの中に名曲もあり!

Gambling with the Devil

12枚目のアルバム「Gambling with the Devil」。ヴァイキーとの不仲によってグラポウとカッシュが抜け、若き3代目ギタリストのサシャ・ゲルストナーが加入してから2枚目。ちなみにヴァイキーは身長190cm、サシャは197cmとマジでデカいツインギターの完成です。

サシャとヴァイキーはどうやらびっくり仲が良いらしく、グラポウ時代で考えられなようにセッションとかしながら曲作りをするよう。サシャ加入後からはどのアルバムも完成度が高く、グラポウ時代なら絶対に考えられない「Keeper Of The Seven Keys」の新章を作ったりと(これも良いアルバム)と良好な関係が伺えますが、全体的な完成度はこの「Gambling with the Devil」が最強だと考えています。「Straight Out of Hell」とめっちゃ悩みました。

ヴァイキー節が満載な「The Saints」や「Can Do It」、アンディらしい哀愁に満ちた「As Long As I Fall」と良曲・佳曲がある中、これヴァイキーだろ!と思わせておいてマーカスの確か初のオリジナルナンバー「Final Fortune」が最高の出来。哀愁とキャッチーさが融合したナンバーで、マーカス1984年からいるんだからもっと早く作曲しろよ!と言いたくなるくらいには最高!

Helloween(ハロウィン)はまずはこの5枚から聞いてみよう!メロスピの入門としてもおすすめ!

Helloweenを聞いてみたいならまずはこの5枚のアルバムから聴いてみましょう!既にHelloweenを知っていて、まだ未聴の方も是非この5枚は聴いてみてください。

メロディックスピード(パワー)メタルの入門アルバムとしても、最適なアルバムばかり(「Pink Bubbles Go Ape」はあやしいけど)なので、このジャンルに興味のある方も是非。

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