知らない会社に面接して入社より友人と仕事する方が良い理由

今は小学校からの友人と会社を設立して、取締役として毎日仕事しています。付き合いは20年以上になります。

しかしそれまでにいくつかの会社に就職して働いていました。社員が数千人を超える大企業から、社長と私2人の企業、社員10名程度の中小企業などさまざまな企業で働いてきました。辞めた理由はそれぞれですが、まぁ普通に足を引っ張ることなく仕事をこなしていました。

この過去勤めた会社は入社するまで「知らない会社」ばかりです。公式サイトで社長名や資本金などの情報はわかりますが、実際に社員がどういった人達でどういった仕事をして、どういった進め方をしているのかは実際に入社してわかります。

私もそうやって知らない会社に履歴書や面接や筆記テストを通して入社して仕事していたので、そういう意味ではばりばり感謝しているのですが知らない会社に面接して入社するのはリスクでしかないなと私は強く感じています。

なら友人や知り合いと仕事する方がずっと良いと思います。「友達と仕事するのは良くない!」派が一定多数いるのも理解していますが、そういう人の大多数は友人と一緒に仕事をしたことがない人達だと思っています。

面接でその人の特徴なんて理解できない

面接は短いと30分そこら、長くても2時間以内でしょう。私の経験でも3次面接まであった会社から、1次面接で一発OKな会社まで色々ありました。

たしかに人間は第一印象が大切だなんて言いますが、面接の限られた1時間程度でその人のことがどれだけ理解できるでしょうか。実際私は1時間くらいであれば恐らく結構な外交的でコミュニケーション豊かな人物になれると思います。実際にはその後精神はとても疲れて、活発なコミュニケーションをしなくなってももうその時は面接は終わっています。なのであまり面接で落ちた経験というのがありません。

以前勤めた会社なんかは大体1回の面接で入社を決めていました。その時の印象が良かったということでしたが、いや1時間位の面接なら印象良い人の方が多いだろうって思うんですよね。そうやって入社した(私を含めて)結構多くの人間が辞めてもいましたし、1人の人間を完全に理解することはまず不可能ですし、ある程度理解するにも1回2回程度の面接では全然理解できないと思います。

むしろ1回2回で理解できるなんて思っている方が失礼じゃないかと思うのです。

ラポールをいちいち築くのが大きなコストだと思う

知らない会社に入社すると今まで知らなかった人たちとまずある程度の信頼関係を築くこと、ラポールを築くことからはじまります。

数千人規模の会社でも部署は数十人〜数百人、最小のチームなら10名程度でしょう。なのでどんな会社に入社しても10名程度とまず信頼関係を築く必要があります。このコストはとてつもなく大きいのに、もっと大きな問題が全然知らない人なのでそもそも信頼関係が築けるのかどうかがギャンブルになるということです。

会社で人間関係に悩んでいる人がいますが、その大多数は会社に入社して知り合った人同士ではないでしょうか。いや大人なんだから社会人なんだからという反論があるかもしれませんが、そんなギャンブルな人間関係いらないし、気の合う友人と一緒にいる時間の方が楽しいに決っているのです。

知らない会社に入社したあとに、Webサイトに書いてない情報で嬉しい情報なんてそうそうない

そして知らない会社に入る前の唯一の情報源が、会社の公式サイトとあれば掲載されていれば転職サイトです。しかしここに書かれている情報は皆知っている通り、公にして印象が良い情報しか公開していません。実際は人間関係があまり良くない、実は収益に大半は公開している事業内容以外の仕事が含まれている。そんな見せたくない情報には全てフタがされているわけです。

知らない会社に入社したあとに、Webサイトに書いてない情報で嬉しい情報なんてそうそうありません。入社して「えーそんな仕事もあるの!やったー!」なんて経験あるでしょうか。ちなみに私はありません。あったら会社のエライ人に公式サイトに載せるのように言った方がいいですよ。

友人と仕事をすることの何がリスクがあるのだろう。一度やってみるといい

なので私は友人と仕事をします。

いきなりそれだけで生活しようと思わないでもいいのです。まずは1,000円の仕事を受けるでもいいはずです。月10,000円の仕事でもいいのです。

すでに仲の良い友人同士で仕事をするのは絶対に楽しいはずです。いつも思うのですがつまらない友人と楽しい仕事をしても楽しくないですが、仲の良い友人とつまらない仕事をするのは遊びとして楽しいです。それが仲の良い友人と楽しい仕事になれば最高に楽しいです。

お金の問題に発展するぞ!とかよく分からない意見を言う人間がいるのですが、実際問題になったことが今までありません。お金があまりない会社の問題にはなりましてが、それは2人で相談して問題を解決していきました。会社にいくらあって誰にいくら払っているのかを相談して決めれば、そんな喧嘩になるように思えないのです。

是非この記事を読んだあなたも知らない会社に面接して入社ではなく、友人と一緒に仕事する方向を模索していくことをおすすめします。

すぐに上手くいかないのであれば少しずつでもいいじゃないですか。

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