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こんにちは柬理(かんり)@keikanriです。
「私の言う事は他の人には伝わらなくていいんだ。」
なんて考えながら生きている人間がいるでしょうか。恐らくいないでしょう。
せっかくコミュニケーションを取るのであれば相手に自分のメッセージを伝えたいと考えるものです。
しかし人間とは悲しい生き物で、それがどうしても難しいのです。
物理的に記憶を共有できるのであれば簡単ですがそうはいきません。結局は言葉やボディランゲージを活用して自分の力でメッセージを伝える他ないんです。
そんな中で今回お伝えするのは人とのコミュニケーションで注意してほしいたった1つの事です。
恐らくあなたの今までの人生でも経験があるのではないでしょうか。
その気を付けるべき事とはコレ。
『知の呪縛』
<『知の呪縛』とは>
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『知の呪縛』とはその情報を知っているが故に起こるコミュニケーションの弊害です。一度知ってしまった人はその情報を知らない状況を100%理解する事はできないのです。
例えば1つ面白い実験があります。この実験はチップ・ハース,ダン・ハース著の『アイデアのちから』で紹介されているものです。
友人でも恋人でも家族でも1人に5分程時間をもらってこうお願いしてください。
「今からある曲に沿って机をトントンと叩く。君はその曲が何だったかを当ててほしい」
っとね。
そうしたらあなたは相手が知っている曲を。Queenの「We are the champions」でも構いません。Eaglesの「Hotel California」でもいいでしょう。そのメロディーに沿って机を叩いてみてください。
そして終わった後、満面の笑みで相手に聞いてみてください。
「どうだい?わかったかい?」ってね。
恐らく相手はブスッとした表情でこう答えます。
「わからない」と。
でも叩き終わった後のあなたは恐らく相手は絶対当ててくれるだろうと思っているハズです。実は私もやった事があるのですが、相手もわかっているだろう!という気がしてくるのです。
実験ではどうやら叩き手は50%の確率で聞き手は正解してくれると考える様です。しかし、実際の正解率は2%。
これがまさしく『知の呪縛』です。
叩き手の頭の中では聞き手の知らないメロディーが奏でられているのです。しかし、聞き手にはそのメロディーが頭の中にない為に単純な
トン・・トン・・・
という音でしかないのです。
この『知の呪縛』は非常に厄介極まりありません。
恐らくあなたも日常生活で経験があるのではないでしょうか?
相手が1つの事柄を元々知っているかの様に話しかけてきて、何を言っているかわからない。
もしくは逆に自分が熱心に話している内容でも、相手の頭の中にある情報がない為に全く伝わらないという事が。
<『知の呪縛』を発生させない為に>
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ではこの『知の呪縛』を発生させない為にはどうしたらいいのでしょうか?
一度知ってしまった情報は知らない状況を100%理解する事はできないのに!
実はその方法はあります。その方法とは伝えるメッセージにあるエッセンスを加えれば良いだけです。
そのエッセンスとはこんな6つのエッセンスです。
1.単純明快である
2.意外性がある
3.具体的である
4.信頼性がある
5.感情に訴える
6.物語性がある
この6つのエッセンスをどう文章に加えていけば良いのか。
それは別のエントリーに纏める事にしましょう。とても長くなりそうだ!
このエントリーに纏めたので是非!!
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